元日本代表DF酒井宏樹の今夏移籍を公式発表した浦和レッズ。元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツのカタール移籍報道は現地でも話題になっているが、Jリーグ挑戦が噂される元オーストラリア代表DFトレント・セインズベリーの後釜として、カタール1部アル・ワクラSCへ加入する見込みだという。
DFマリウス・ホイブラーテンとのセンターバックコンビで浦和を支えていた副主将のショルツ。日本の一部メディアは、日本代表DF谷口彰悟擁するアル・ラーヤンを移籍先候補として紹介していたが、カタールメディア『Akooora』は24日に「アル・ワクラSCはショルツと契約間近だ」と報じている。
そのアル・ワクラSCは、2023/24シーズンのカタール1部リーグを4位で終えたほか、国内カップ戦で優勝。セインズベリーがセンターバックの主力選手としてチームを支えていたが、今月7日に退団が正式決定している。
またセインズベリーの去就については、ジャーナリストのロレンツォ・ラポーレ氏は先月10日にXで「日本やサウジアラビアのクラブが関心を寄せている」とリポート。複数クラブによる争奪戦の可能性を伝えたほか、「有力候補は韓国1部の浦項スティーラーズであり、彼らはチーム内最高額の給与を受け取るだけの選手だと評価している」と伝えていた。
2018年のロシアW杯や2019年の自国開催であるAFCアジアカップなど、オーストラリア代表の一員として実績を積み重ねてきたセインズベリー。江蘇蘇寧からインテルへのレンタル移籍を終えた後の2017年7月には、浦和移籍の可能性が浮上。中国1部リーグ外国人選手の登録枠が削減されたことにより、出場機会を確保できないとみられていたが、韓国代表DFホン・ジョンホの登録メンバー除外もあり、浦和移籍は幻に終わっていた。ショルツの浦和退団が確実視される中、かつてベルギー1部KVコルトレイクで日本代表DF渡辺剛とチームメイトだった元オーストラリア代表DF去就に注目が集まる。