古巣FC岐阜とヴィッセル神戸のホームゲームに来場したFW古橋亨梧には、浦和レッズ移籍の噂が飛び交っていたものの、本人は海外でのプレー続行を示唆。ただ、セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は同選手の放出を望んでいるという。
古橋は昨季まではアンジェ・ポステコグルー前監督のもとで絶対的ストライカーとして活躍。スコットランド3冠達成に大きく貢献したが、今季はロジャーズ監督のもとでゴールのペースがダウン。一時はFWアダム・イダにスタメンを明け渡していたが、それでも公式戦で19ゴールと結果を残している。
セルティックの契約期間を2027年6月まで残している古橋。同選手の去就を巡っては、イギリスの移籍市場に詳しいピート・オルーク記者が今月8日に「古橋にとって、今年夏が大きな移籍をするラストチャンスだ。プレミアリーグ方面から関心が寄せられている」とリポート。
ただ一方で、「彼はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのプレーを望んでおり、この夏に移籍する考えはない。セルティック残留を望んでいる」と選手サイドの意向を伝えると、「セルティックはCLでの競争力を考慮して、古橋の残留を望んでいる。2500万ポンド(約49億7000万円)以上のオファーが届かない限り、売却には応じない」と主張していた。
しかし、英メディア『フットボール・ファンキャスト』は23日、セルティックの前線について「ロジャーズ監督はアバディーンFCからFWボヤン・ミオフスキーの獲得を熱望。古橋よりも優れたストライカーだと評価している。ミオフスキーの獲得資金を捻出するために、古橋を放出したいと考えている」とリポート。
英メディア『フットボール・インサイダー』の報道内容を引用する形で「古橋はプレミアリーグへの移籍が噂されており、セルティックも2500万ポンド以上のオファーを受け入れる」と記している。ただ一方で、同選手の現状について「どのクラブが古橋の獲得に具体的な興味を持っているのか、彼を獲得するために2500万ポンドに近い金額を支払う用意があるのかどうかはまだ分からない」と、日本人ストライカーが移籍市場で”人気銘柄”ではない可能性を指摘した。