24日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=159円90銭台に大幅下落した。政府・日銀が為替介入したとみられる4月29日に付けた160円台に迫る、約2カ月ぶりの円安水準。前週末に発表された米経済指標が良好な内容だったことから米利下げ観測が後退し、円売り・ドル買いの動きが加速した。午後3時現在は159円72~73銭と前週末比95銭の円安・ドル高。

 日銀が金融政策の正常化を慎重に進める姿勢を示しているのも、円売り材料となっている。市場では「7月の金融政策決定会合は国債買い入れの減額のみで利上げは難しいだろう。海外勢には円売りの安心感につながっている」(大手証券)との声が聞かれた。

 一方、政府・日銀による為替介入への警戒もあり、積極的に円の下値を試す動きは限られた。(了) (記事提供元=時事通信社) (2024/06/24-15:57)

提供元・Business Journal

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