浦和レッズは今月22日に行われた明治安田J1リーグ第18節で、鹿島アントラーズ相手に2-2と引き分け。同クラブOBの李忠成氏が、日本代表MF伊藤敦樹など一部選手の起用法を巡って、ペア・マティアス・ヘグモ監督に苦言を呈したほか、MF岩尾憲らのプレーを称賛している。
李氏は23日にXを更新。「昨日の鹿島戦と今季前半戦の試合を見た浦和レッズの感想と今後の期待を込めて呟く」と切り出すと、今夏退団が噂されるFWオラ・ソルバッケンについて「一見何もない選手に見えがちだけど彼は使える。1人で状況打破系でなく状況加工技術に長けた選手。故に周りの選手のサポートが必須。パスコースを作る(ワンツーや裏抜けなど)動きを作るほど彼の良さが出る」と称賛。「ただ、同ポジションの前田も素晴らしい選手。相手SBとSMF次第か。楽しみすぎる」と、MF前田直輝との競争に期待を寄せている。
一方、インサイドハーフでの起用が続いている伊藤については「選手ポテンシャルは間違いないが、あのポジションでは間違いなく「無い」。伊藤も浦和も潰れてしまう。アツキ可哀想。監督!どうにかしてくれ。DMFアンカーか2ボランチ気味のCMFで見たい。たのむ」と、ヘグモ監督にポジションの変更を求めている。
岩尾とMF安居海渡を「唯一良い意味で監督の言いなりのサッカーをしない選手」と評すると、鹿島戦のパフォーマンスについて「後半は安居のフリーランの回数が目立ったしそこからリズムを作り始めた。前半は大久保も質の良いフリーランニングが数回あったが味方との連携が取れてないように見て取れた。勿体無い。いい動きなんだけどな…」と綴っている。
前線では、ブラジル人FWチアゴ・サンタナが7ゴールを挙げているとはいえ、李氏は物足りない印象を抱いている模様。「浦和がポゼッションをベースのパスを丁寧に繋いでビルドアップを主軸に置く戦術なのでフィニッシャーとしの役割を期待されてると思うが、本来彼の特性はラフでファジーなボールをフィジカルで収めてゴリゴリドカーンの点取り屋だと思う。まだまだまだやりづらそう」と、ヘグモ監督の戦術にフィットしていないとの見方を示した。