ジョナサン・デイビット 写真:Getty Images

 チェルシー(イングランド1部)が、リール(フランス1部)に所属するカナダ代表FWジョナサン・デイビット(24)の獲得に興味を示しているようだ。

 デイビッドは2020年8月にヘントからリールへ完全移籍。高い決定力とスピードを武器に加入初年度からリーグ・アンで2桁ゴールを記録してクラブのリーグ制覇に貢献すると、今季はリーグ・アン34試合で19ゴール4アシストを記録した。

 イギリス『アスレティック』によれば、今夏にストライカー獲得に乗り出しているチェルシーがデイビットの代理人と交渉を行った模様。アトレティコ・マドリード(スペイン1部)が保有権を所持するU-21スペイン代表FWサムエル・オモロディオンやアストン・ビラ(イングランド1部)のコロンビア代表FWジョン・デュランなどへの関心が取り沙汰されているチェルシーは複数選手をリストアップしているなかで、カナダ代表FWを獲得候補の上位に含めているようだ。

 その一方で、デイビットとリールの現行契約は2025年夏まで。リールの会長を務めるオリビエ・ルタン氏は、クラブ市場最高額で獲得した同選手のフリー流出を避けるために、今夏の移籍を容認しており、適正価格で売却に応じるようだ

 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)やミラン(イタリア1部)からの注目も浴びているデイビット。現在開催されているコパ・アメリカではカナダ代表のエースとして君臨しているなかで、今夏に活躍の場を移すのだろうか。