今月22日開催の明治安田J1リーグ第18節・鹿島アントラーズ戦で2-2と引き分けた浦和レッズ。元日本代表DF酒井宏樹のオークランドFC移籍が報じられているだけに、デンマーク1部オーデンセBK所属のタイ代表DFニコラス・ミケルソン獲得を予想する声が挙がっていたが、同選手は日本でのプレーを望んでいないという。
酒井と同じく右サイドバックを本職とする同選手は、ノルウェー国内の複数クラブを経て、2021年8月にノルウェー1部ストレームスゴトセトからオーデンセBKへ移籍。オーデンセBKでは加入1年目から右サイドバックのレギュラーに定着も、2023/24シーズンはリーグ戦・プレーオフあわせて15試合のスタメン出場にとどまったほか、先月中旬以降は今季最終戦までの全3試合でベンチ外だった。
ミケルソンの去就を巡っては、タイメディア『Bebangpakong』が今月20日に「J1所属クラブからオファーが届いている」とリポート。ネット上では、浦和が酒井の後釜としてミケルソンの獲得に動いているという予想が駆け巡っていた。
しかし、タイ紙『タイラット』など複数メディアは22日に「ミケルソンはJリーグ移籍を望んでいない。ヨーロッパでプレーを続けるためのチャンスを探している」とリポート。これによると、オーデンセBKは2部リーグ降格により、同選手の放出に前向きである模様。選手サイドはJクラブから提示されたオファーの内容に不満を抱く一方、タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドから関心を寄せられているという。
ノルウェー人の父とタイ人の母の間に生まれたミケルソンは、ノルウェーの年代別代表でプレーも、昨年3月25日の国際親善試合シリア戦でタイ代表デビュー。今年1月開催のAFCアジアカップに参戦したほか、FIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選でも2試合に出場している。