アドリアン・ラビオ 写真:Getty Images

 レアル・マドリード(スペイン1部)が、ユベントス(イタリア)に所属するフランス代表MFアドリアン・ラビオ(29)の獲得に興味を持っているようだ。

 司令塔であるドイツ代表MFトニ・クロースが今季限りでの現役引退を発表した一方で、クロアチア代表MFルカ・モドリッチとは1年間の契約延長をする見込みとなっているマドリード。しかし、今季のラ・リーガで20試合の出場にとどまったスペイン代表MFダニ・セバージョスに退団の可能性が浮上している。

 スペイン『アス』によれば、セバージョスが退団した場合の後釜として今季限りでユベントスとの契約が満了となるラビオをオプションに加えたという。マドリードのスカウトたちはフランス代表MFに好印象を持っているようだが、フリーでのみ獲得に動くようで、現時点ではその可能性は低いようだ。

 市場価値が3500万ユーロ(約59億4000万円)に見積もられているラビオとユベントスの現行契約は今月末まで。ユベントスは現在と同じ年俸750万ユーロ(約12億7000万円)のオファーを提示しているようだが、同選手は昇給を望んでいることからこのオファーを拒否しているようだ。

 パリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)でプロキャリアをスタートさせたラビオは、2019年夏にフリートランスファーでユベントス入り。推進力のあるドリブルや高水準のキック精度を武器に今季もここまで負傷離脱がありながらも、セリエA31試合に出場して5ゴール3アシストを記録した。