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諜報基地ブレッチリー・パークを探訪する
心地よいガーデンエリアやカフェも充実
諜報基地ブレッチリー・パークを探訪する
政府の機密暗号学校として機能していたころから第2次世界大戦後期にドイツの最強と言われていた暗号エニグマの解読、そして、世界大戦勝利までの歴史が当時の再現なども含めて分かりやすく展示されています。
広大な敷地には当時からのままのプレハブのようないくつもの建物に少しずつ展示がされており、大英博物館のように超メガ急の世界的な博物館に比べるとこじんまりしていますが、だからこそ飽きずに楽しめるように感じられました。
実際に遊んだり触ったりできる展示もあり、子どもでも楽しめます。
かつての諜報機関を思わせる家具や道具も再現されていました。
ドイツだけでなく、日本の暗号解読にも力を注いでおり、漢字やひらがなの練習帳なども展示されていました。
第2次世界大戦を含めイギリス人は自分たちの国の歴史にとても誇りを持っている人が多く、現在でもその歴史をなるべく伝えたいと思っている人が多くいます。残念ながら、1945年以前からの記憶のある人は少なくなっていますが、当時のことをよく知っている人から実際に子どものころに聞いた話を現代の子どもたちへ伝えたいというお年寄りもまだ多く活動しています。
現在は一般的となっているモールス信号なども、ボランティアの方が熱心に子どもたちにも教えてくれています。
アカデミー賞などにも多くノミネートされ、このブレッチリー・パークでの歴史が舞台となった映画「イミテーション・ゲーム」は、主演のベネディクト・カウバーバッチがアラン・チューリングを演じました。
心地よいガーデンエリアやカフェも充実
豪華な邸宅と簡易的に建てられたプレハブのような施設が混在するブレッチリー・パークですが、さくさく見ても2時間はかかります。興味深くじっくり見ようと思うと丸1日かかる人も多いので、休憩には屋外のグリーンスペースがとてもおすすめです。
子どもが遊べる公園やピクニックスペースもしっかり管理が行き届いており、とても気持ちよく過ごせました。
もちろん、カフェスペースもあります!コーヒーや紅茶、ケーキだけでなく、フィッシュ&チップスというようながっつりした食事も用意されていました。