動画配信サービスの「同時視聴機能」をご存じだろうか。同時視聴機能とは、友人や家族と同じ映画を見ながらチャットで感動や恐怖などの感情を共有し、複数人で動画の視聴を楽しめるものだ。動画配信サービスによっては「ウォッチパーティ」という名称で知られる。2020年コロナ禍真っ只中に比べ、友人や家族とオンライン上で顔を合わせたり、コミュニケーションを取ったりすることが減ったように筆者は感じるが、昨今の同時視聴機能の利用についてはどうだろうか。今回は、その調査結果を紹介しよう。
同時視聴機能を利用したことがある人は約24%
アニメ、映画、ドラマの作品や動画配信サービスの情報を配信している「エンタミート」が2024年1月16日~29日に、全国の10代~50代の男女500人を対象にインターネット調査を実施した。
VODサービスの同時視聴機能の利用状況について質問したところ、「利用したことがある」と回答した人は23.6%だった。
その内訳を見ると、「積極的に自分から利用している(5回以上)」が8.6%、「ときどき自分から利用している(2~4回)」が7.4%、「自分から利用したことがある(1回)」が3.9%という結果に。そもそも「機能がない/あることを知らない」と回答した人は52.6%もいることが判明した。利用状況の調査結果から同時視聴機能そのものがまだあまり浸透していないことが伺える。
では、いったいどのような人が同時視聴機能を利用するのだろうか。男女別で見ると、同時視聴機能を利用している人の割合は、男性の方が高い結果に。「機能がない/あることを知らない」と回答した女性は61.2%にまでのぼり、同時視聴機能が女性にあまり認知されていないようだ。
20代~30代の利用率は他の年代に比べて高い傾向に
ここまでは男女別の利用状況について見てきたが、年代別ではどうだろうか。20代と30代では頻度に関係なく34%の人が同時視聴機能を利用しているのに対して、50代では8%にとどまり、年代によって同時視聴機能の利用率に差があることが分かった。特にデジタルネイティブ世代とも言われる20代~30代は、インターネット上で人とつながりながらライブ映像やゲーム実況などを鑑賞することに慣れているため、このような利用率の高さにつながっているのだろう。
さらに、未婚・既婚別で見てみよう。意外にも同時視聴機能を利用している人の割合は、既婚の方が10%ほど高いことが判明した。「積極的に自分から利用している(5回以上)」では5.5%、「ときどき自分から利用している(2~4回)」では6.4%既婚の回答率が上回り、未婚に比べて同時視聴機能を利用している人が多い様子だ。出張や単身赴任などの理由によりパートナーと長期間離れて暮らす人に利用されているのだろう。
同時視聴機能は不特定多数の人と楽しむためというよりも、関係性の深い人とともに楽しむツールとしての色が強くなっていくのかもしれない。
出典元:【エンタミート】
※サムネイル画像(Image:Tada Images / Shutterstock.com)
文・オトナライフ/提供元・オトナライフ
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