MINI史上初、完全電動シティ・クロスオーバー

BMWジャパンは、全く新しい電気自動車専用のクロスオーバー・モデル「MINI ACEMAN(ミニ・エースマン)」を、全国のMINI(ミニ)正規ディーラーにおいて販売開始した。納車は、2024年第四四半期以降を予定している。

ミニ・エースマンは全く新しい電気自動車専用モデルとして誕生。全てのミニは新世代モデルへ生まれ変わっており、第一弾としてMINI COUNTRYMAN(カントリーマン)、第二弾としてMINI COOPER(クーパー)が誕生しているが、新型MINI ACEMANは第三弾のモデルとなる。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

ミニ・エースマンはミニ・クーパーと同様にプレミアム・スモール・コンパクト・セグメントに位置付けられ、「現代のいきいきとしたシティ・ライフにマッチする、洗練されたデザインに包まれたボディー、最大1,005リッターまで拡張可能なラゲッジ・スペース、5名乗車を可能とした広い車内空間を実現している」という。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

エースマンはブランドのデザインDNAを継承しつつ、「ミニの本質的な価値への真摯な姿勢が、明瞭かつ流麗にモデル化されている」とのこと。もうひとつの中心的要素は、持続可能性を考慮した素材の選択である。エースマンのエクステリアおよびインテリア・デザインは素材からクローム・パーツやレザーを排除し、代わりにリサイクル・ポリエステルやリサイクル・アルミニウムを利用するなどしている。

東京・渋谷の桜丘に今夏全面開業予定の「Shibuya Sakura Stage」内で行われた発表会では、冒頭に同社の代表取締役社長である長谷川正敏氏が挨拶。その後MINI本部長のピーター・メデラー氏がMINIの取り組みについての説明後にアンベールされた。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)
新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

また、今回はドイツ本国からMINIインテリアデザイン責任者であるセバスチャン・クリュス氏が来日しており、エースマンの内外装デザインについてのプレゼンテーションを行った。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

また、今回MINIエースマンの発表に併せて新世代のMINIファミリーに触れることができる体感イベント「MEET NEW EMOTIONS‐はじめましてのワクワクに、会いに行こう‐」を6月8日(土)と9日(日)の2日間で開催。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

会場では、「MEET NEW EMOTIONS‐はじめましてのワクワクに、会いに行こう‐」というイベントタイトルの下、MINIのDNAを体感できるよう、新世代モデルの特徴の一つとなっているデジタル表現を通じて没入感のある空間において、ARスタンプラリーなどのコンテンツを使って展示エリアを楽しむことができる。

また、もう一つの特徴となっている、インテリアにおいては、空間の格式をあげる盆栽に着目し、コラボレーション展示を行う。盆栽は、日本の技術や伝統と革新を融合したアートとして、昨今若者のファッションやカルチャーを魅了しており、今回RE BONSAI™をプロダクトしているアーティストとコラボレーションを行い、THE NEW MINI COOPERをイメージした作品を展示する。また、自分だけの盆栽を作るワークショップも開催する。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

さらに、循環型ファッションの実現を目指すファッションコミュニティ「NewMake(ニューメイク)」とコラボレーションを行い、廃棄予定のトートバッグに余ったインクを活用し、イベントタイトルを印刷するワークショップも開催する。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)
新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)
新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)
新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)
新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)
新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

その他、サーキュラーエコノミー活動を推進する「CIRTY(サーティー)」とコラボレーションを行い、カフェサービスも実施。本イベントに来場事前予約した方へはオリジナルドリンクをプレゼントする。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)
新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)
新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)
新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

会場内の「はぐくみステージエリア」には、THE NEW MINI COUNTRYMANを展示し、アウトドアの雰囲気を楽しめるほか、「3階イベントスペース」には、最新モデルのTHE NEW MINI COOPERとCLASSIC MINIに加え、日本初公開モデルも展示する。

また、最新モデルのTHE NEW MINI COUNTRYMANでの体験試乗も楽しめる。

「MEET NEW EMOTIONS‐はじめましてのワクワクに会いに行こう‐」イベント概要
日程:2024年6月8日(土)~6月9日(日)
6月8日(土)11:00~21:00(最終入場20:00)
6月9日(日)11:00~20:00(最終入場19:00)
会場:Shibuya Sakura Stage 東京都渋谷区桜丘町1-1
入場料:無料
イベント特設ページ:https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/meetnewemotions.html

MINIエースマンの詳細は以下の通り

シンプルさが身上のエクステリア・デザイン
エースマンはミニのDNAを継承しつつ、「カリスマティック・シンプリシティー」すなわちカリスマ的シンプルさをキーワードとし、新世代モデルであることを象徴するミニマルな新しいデザインを採用したという。

重要なものだけを残したクリーンなサーフェスが特徴とのことで、ボンネット・スクープ、サイド・スカットル、ロッド・アンテナ等を廃止、フラッシュ・ドア・ハンドルおよびフィン・アンテナを採用した。さらに、3種類からカスタマイズ可能なLEDシグニチャー・ライトやWelcome/Good-byeライトの採用など、新世代に相応しいMINIらしいギミックを新たに導入している。

シグニチャー・ライトは、フロントおよびリア・ライトの点灯方法を3つのパターンから選択でき、その日の気分でカスタマイズが可能。Welcome/Good-byeライトは、車両のキーを持った状態で車両に近づいたり離れたりすると、フロントおよびリアのライトがまるで挨拶をするかのように点滅するものだ。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

完全デジタル化され、パーソナライズも可能なインテリア
エースマンのインテリアは完全なデジタル化を実現。メーターパネルは廃止され、運転に必要な全ての情報は、前方のヘッドアップ・ディスプレイおよび円形有機ELセンター・ディスプレイに映し出される。カーブを描くダッシュボードには、布地を連想させる新しい素材を採用。リサイクル・ポリエステルを使用したこの新素材は編み物のような製造プロセスにより、手入れが簡単な構造になっている。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

最先端の有機ELテクノロジーが採用された大型の円形有機ELセンター・ディスプレイには、直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備。スマートフォンのような操作が可能で、メイン・メニューでは各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スワイプやタッチで操作する。メーターパネルとしての機能はもちろん、AR機能付きナビゲーション・システム、メディア、電話、エア・コンディショナー、各種設定等々、すべての操作を一括してこのディスプレイで行うという。

また、全車標準装備の「MINIエクスペリエンス・モード」によりインテリアの雰囲気を一変させることも可能。ダッシュボード上に最大8パターンの光のグラフィックを投影させることで、光のパターンとアンビエント・イルミネーション、そして新たに作られたMINIドライビング・サウンドによりインテリア全体の印象が変化する。各モードは個人の好みに応じて選択が可能だ。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)
新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)
新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

例えばパーソナル・モードではお気に入りの画像をディスプレイの背景に設定することができ、ビビッド・モードでは、流れている音楽のカバー・アートの色に合わせたライト・エフェクトが25色の中から自動で選定され、ダッシュボード上に投影されるという。

パワートレインおよびドライビング・ダイナミクス
エースマンEは最高出力135kW、最大トルク290Nmを発揮する電気モーターを前輪に持つ電気自動車であり、停止状態から時速100kmまで、僅か7.9秒で到達するとのこと。収納されているリチウム・イオン電池のバッテリー容量は126.0Ah/42.5kWh を確保し、一充電での走行可能距離は310km。

エースマンSEは最高出力160kW、最大トルク330Nmを発揮する電気モーターを前輪に持つ電気自動車であり、停止状態から時速100kmまで、僅か7.1秒で到達するという。収納されているリチウム・イオン電池のバッテリー容量は54.2kWhを確保し、一充電での走行可能距離は406km。

エースマンには「ゴーカート・フィーリングを感じさせる」スポーティなシャシー・システムが採用されており、アクセル・ペダルの踏み込みに対する電気モーターの反応を高めることで、最高のドライビング・ダイナミクスを提供するとのこと。同時に、乗り心地の面においても高い完成度を誇っており、乗員に快適なドライビングを提供するという。

MINIエクスペリエンス・モードによりカスタマイズされたドライビング・エクスペリエンスが提供され、ドライバーは、コンフォートなドライビングを可能とするコア・モード、スポーティなゴーカート・モード、高効率なグリーン・モードの3つより、選択する事が可能である。

新世代MINI第三弾!DNA継承とシンプルさがテーマのクロスオーバーEV「ミニ・エースマン」、堂々の登場!
(画像=『CARSMEET WEB』より引用)

ドライビング・アシストやドライブ・レコーダー、音声操作も充実
高性能カメラ、レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力により、精度と正確性が向上したレーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)、レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、レーン・キーピング・アシスト、クロス・トラフィック・ウォーニング(リア)機能を含む最先端の先進安全機能ドライビング・アシストを標準装備。さらにエースマンSEにはアクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)も装備される。

標準装備のパーキング・アシスタントには、鮮明な画像で周囲の状況が確認できるサラウンド・ビュー、並列・縦列駐車を容易にするパーキング・アシスト、ペダル踏み間違い急発進抑制の各機能に加え、時速約35km以下で直前に前進したルートを最大50mまで記憶し、同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能が採用されている。細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能だという。

また、車載カメラを使用した全方向(前後&左右)記録可能なドライブ・レコーダーも標準装備。後付けのものと異なり、車両後方もウィンドウ越しでなく直接撮影するので、あおり運転等の車両と遭遇した際にそのナンバーも鮮明に記録すると同時に、サイドのカメラで幅寄せの映像記録にも対応する。前方カメラを使ってドライビング中に前方の美しい景色を記録することも可能。

インテリジェント・パーソナル・アシスタントは、AI技術の活用で音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となる最新の機能。従来とは異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にする他、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほど真のパートナーになるという。

「Hey MINI(ヘイ・ミニ)」と呼びかけるか、ステアリング・ホイールのトーク・ボタンを押すことでが起動し、ナビゲーション、電話、ラジオ、空調管理など、主要な機能が操作可能となり、音声操作によるコミュニケーションはセンター・ディスプレイ上にグラフィック、テキスト、アバターからなるアニメーションの形で表示される。

MINIテンダー・ラビング・ケア
3年間の主要メインテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「MINIテンダー・ラビング・ケア」が全車に付帯されているため、車の維持費が大幅に軽減され、より安心なドライブが提供されるという。

主な車両諸元
■MINI ACEMAN E
全長4,080mm/全幅1,755mm/全高1,515mm/ホイールベース2,605mm
最高出力135kW/最大トルク290Nm
リチウム・イオン・バッテリー容量126.0Ah/42.5kWh/一充電走行距離310km

■MINI ACEMAN SE
全長4,080mm/全幅1,755mm/全高1,515mm/ホイールベース2,605mm
最高出力160kW/最大トルク330Nm
リチウム・イオン・バッテリー容量136.0Ah/54.2kWh/一充電走行距離406km

エースマン(のみならず全ての新世代ミニ)は正規ディーラーでの注文受付に加え、MINIウェブサイトを通じて、365日24時間プレオーダーが可能。メーカー希望小売価格(消費税込)はミニ・エースマンEが4,910,000円、ミニ・エースマンSEが5,560,000円。※いずれも右ハンドル

文・CARSMEET WEB/提供元・CARSMEET WEB

【関連記事】
【比較試乗】「フォルクスワーゲン TロックTDI Style Design Package vs TDI Sport vs TDI R-Line」アナタならどのT-ROCを選ぶ?
「キャデラック XT4」ジャーマンスリーをロックオン! プレミアムコンパクトSUVの大本命!【試乗記】
【インタビュー】このプロジェクトを通して日本のモータースポーツをもっと元気にしたい!「ARTAプロジェクトプロデューサー・鈴木 亜久里」
【国内試乗】「ホンダ N-ONE」見た目は変わらずも中身は大幅に進化
【国内試乗】「レクサス・ニューLS」徹底的な作りこみを施した常にイノベーションを追求するフラッグシップ