MTA マスク 罰金

新型コロナウイルスに伴うマスク着用義務が解除されてから約2年半。今度はマスクをしてはならないとする法が復活するかもしれない。

ニューヨークのキャシー・ホークル知事は地下鉄などの一部で、マスクの制限を検討する考えを示した。

ホークル氏は14日に開いた会見で、ハマス・イスラエルの衝突後増加し続けるユダヤ人を標的にした憎悪犯罪に言及。親パレスチナの集団が地下鉄でイスラエル支持者を締め出そうとした問題やブルックリン美術館の館長自宅が赤いペンキで汚された事件を挙げた上で、「われわれは、犯罪や恐喝的行為の責任を隠すためにマスクを使用している個人を許さない」と非難した。

「私のチームは解決策に取り組んでいるが、地下鉄において、マスクに隠れて犯罪を犯すことは許されない」と繰り返し、議員らと立法措置について検討を開始したと語った。ただし、法的制限を加える場合でも、健康や宗教、パレードなど文化的なものを理由とする着用に配慮し、重要な例外を設けるとした。