■薬を飲まされて記憶を消される
めまいと意識障害をある程度コントロールすることに成功した兵士たちは匍匐(ほふく)前進の姿勢で部隊の陣形を整えた。そしてエイリアンたちに向けてライフルを構えると、指揮官の命令で一斉に射撃した。
一行が放った銃弾は確かにエイリアンに命中したように見えたのだが、彼らはまったく動じている様子を見せなかった。そして次の瞬間、理解できない攻撃方法で部隊は反撃に遭い、兵士の何人かが即死し、ある者はひどい火傷を負った。
反撃はこれで終わり、エイリアンたちは後退すると、人体パーツの入った容器をUFOに積み込み、そのまま彼らも中に入り、機体はすぐさま上空へと上昇し飛び去っていったのだった。
現場にはすぐに“救急隊”が到着した。しかし彼らは軍人の部隊ではなく“CIAタイプ”の男たちであったという。つまりMIB(メン・イン・ブラック)ということだろうか。そして証言によれば、生き残った狙撃隊の兵士全員に薬物が与えられ飲むように命じられたのだった。この薬を飲んだ兵士は今しがた体験した出来事をすぐさま忘れ去ったという。
こうしてこの一件は当局によって完全に隠蔽されたのだが、1980年代後半に狙撃部隊の2人のメンバーが突然悪夢のようなフラッシュバックを体験し、1972年4月に体験したこれらのイベントを克明に思い出したのだった。
記憶がよみがえったメンバーは当時同僚だったほかの兵士たちにも連絡を取ることにした。残念ながら、すでに2名が亡くなっており、3名とはどうしても連絡が取れなかった。
そして1988年8月に生き残った当時のメンバーが一堂に会して話し合った結果、このストーリーを世に知らせる必要があると判断し、当時UFO研究の第一人者であったストリングフィールド氏にコンタクトを取り、事件の詳細を話したのである。
ストリングフィールド氏はさっそくこの話を自著に収録して世に公開したのだが、自費出版で部数が少なかったこともあるのか、当時それほど大きな話題にはならないまま今日に至る。オルタナティブメディア「Mysterious Universe」でこの一件を取り上げたニック・レッドファーン氏はこの話がきわめて過小評価されていることを指摘している。ベトナム戦争時代のUFO事件ということで、関連する新情報が浮上する可能性は低いかもしれないが、これもまた風化させてはならない“第三種接近遭遇”事件といえるのだろう。
参考:「Mysterious Universe」、ほか
※当記事は2020年の記事を再編集して掲載しています。
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提供元・TOCANA
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