横浜F・マリノスが今月19日開催の明治安田J1リーグ第13節で、サンフレッチェ広島に3-2と勝利。広島所属MF満田誠の退場を巡り議論が白熱する中、運営担当である鈴木彩貴氏など横浜FMスタッフに対する広島側の対応が批判の対象となっている。
Xのプロフィール欄で「fmarinos stadium staff」と名乗る人物は、20日午前に「昨日の担架スタッフでの出来事」として、「広島の選手が倒れたので、出動してピッチに入る準備をしていました。すると前を見ずに歩いてきた広島のコーチがぶつかってきて、『ぶつかってくるんじゃねぇよ』と何度も怒鳴りつけられました。しまいには、運営スタッフ(鈴木彩貴さん)にも怒りをぶつけていました」と綴っている。
その上で、当該SNSユーザーは「なんでこんなに高圧的でリスペクトに欠ける人が多いんでしょうか?この試合に限らずですが、第4審判に向けての誹謗中傷に近い暴言も目立ちます。どうにかなりませんか?」と指摘。
担架のスタッフがボランティアであることに言及した上で、「ボランティアでやってるんですが…ってなりました。こんな感じだと、当然新規のファンは増えないですよね」とJリーグが抱える問題に切り込んでいる。
この一連の投稿に対しては、「これはダメ」「ボランティアや対戦相手の運営スタッフに恫喝するなんてあり得ない」「スタッフに八つ当たりするのはおかしい」などと、批判が殺到。一部のファン・サポーターは広島のコーチングスタッフ解雇や処分を求めている。
毎年、リスペクトやフェアプレー精神を共有し、差別や暴力に断固反対するメッセージを発信している日本サッカー界。選手やクラブ関係者、審判員への誹謗中傷問題が深刻さを増しているだけに、広島のコーチングスタッフによる言動が事実であれば、何らかの処分が科される可能性も考えられる。