スケーラビリティとリモートアクセスで利便性も確保
同プラットフォームとそのリアルタイムAPIは、既存の医療システムに統合されて睡眠データと電子健康記録、臨床評価などの重要データと関連付けられる。この統合により、包括的な分析が可能になり、睡眠と健康状態、および治療結果の関係を検討できる。
また、大規模な研究プロジェクトに合わせたスケーラビリティも備えているほか、研究者が世界のどこにいてもデータへの安全なリモートアクセスが可能など、利便性の高さも魅力といえそうだ。
Sleeptracker-AIプラットフォームと大規模データセットにより、Fullpower-AIは臨床試験のためのデジタルツインとしての合成データも生成可能。臨床試験の質が向上するだけでなく、スピードアップおよびコスト削減なども期待できるという。いずれは、開発とモニタリングに焦点を当てた医療システムを支える重要な存在となるだろう。
(文・せな)