CABIAは先週、USAトゥディ紙に、ファストフードの「お悔やみ広告」を掲載した。「ニューサムの最低賃金による被害者」と題した広告で、店舗閉鎖や人員削減を敢行したファストフード・チェーン店を列挙。昨年9月以降に9,500人の雇用が消失したとして、州政府の政策を批判した。
そのうちの一つ、メキシカンのチェーン店ルビオス・コースタル・グリルは先月、「事業コストの上昇」を理由に134店舗のうち48店舗を閉鎖。5日には、チャプター11に基づく破産法の適用を申請した。
ニューヨークポスト紙によると、同州のスターバックスは4月1日以降、飲料を50セント値上げ、タコベルも3%の値上げに踏み切った。
レンディング・ツリーの調査では、人件費やインフレによるメニュー価格の高騰により、消費者の78%はファストフードは「今や贅沢品」とみなしているという。