海のない奈良県生駒市から対馬の海を救うプロジェクト。2024年5月30日(木)、対馬市・生駒市のSDGs推進課、株式会社リングスターの三者によるオーシャンプラスチックの根絶を目指す意見交換会を実施。

創業より137年に渡り国内自社製造の工具箱を販売する、株式会社リングスター(営業本部:奈良県生駒市、代表取締役:唐金 吉弘)は、長崎県対馬市へ漂着した海洋プラスチックごみ(オーシャンプラスチック)を、耐久消費財として使用した収納ボックスを販売するプロジェクトを開始し、対馬市に44万円を寄付いたしました。それによって2024年5月30日(木)、長崎県対馬市の比田勝尚喜市長より感謝状を賜るとともに、対馬市しまづくり推進部SDGs推進課、生駒市SDGs推進課、株式会社リングスターの三者の代表者による三者鼎談を実施いたしました。

創業137年の工具箱メーカーが長崎県対馬市に漂着した”オーシャンプラスチック”を使用した収納ボックスシリーズを販売。約…

株式会社リングスターのプロジェクトと実績

創業137年の工具箱メーカーが長崎県対馬市に漂着した”オーシャンプラスチック”を使用した収納ボックスシリーズを販売。約…

長崎県対馬市は、島の形状や潮流の影響で多量の漂着物が集まる地域で、「海ごみの防波堤」ともいわれています。

対馬市には年間約2万〜3万㎥の漂着物が打ち寄せられ、その処理費用は約2億8千万円に上るといわれます。

海洋プラスチックには、今はまだ海に流出していないが将来的に流出する可能性がある「オーシャンバウンドプラスチック」(Ocean Bound Plastic:OBP)と、既に海を渡り流れ着いた「オーシャンプラスチック」(Ocean Plastic:OP)の、2種類が存在します。

オーシャンバウンドプラスチックは比較的リサイクルしやすいのですが、オーシャンプラスチックは一度海に流れ出ているため汚損しており、回収からリサイクルまでのプロセスに膨大な時間とコストがかかります。

そのため、オーシャンプラスチックはこれまで積極的にリサイクルされることがありませんでした。

株式会社リングスターでは、2023年4月より、オーシャンプラスチック(中でも、年間約2000〜3000個以上が漂着するというポリエチレン製の“青いポリタンク”)を10%配合した「対馬オーシャンプラスチックバスケット」「対馬オーシャンプラスチックボックス」、さらに2024年4月より「対馬オーシャンプラスチックパーツケース」(全8種)を販売しています。

この商品の生産と販売により、これまで約728kgのオーシャンプラスチックを削減することができました。

さらに、「対馬オーシャンプラスチックバスケット」1個販売につき100円、「対馬オーシャンプラスチックボックス」1個販売につき200円、対馬市へ寄付を行いました。

昨年度は合計44万円を寄付し、長崎県対馬市の課題解決に大きく貢献したとして、比田勝尚喜市長より感謝状を賜りました。

▼ 尚、これまでの削減実績と寄付の合計金額は、下記のページで公開しています。

https://luxuriant-pepper-50c.notion.site/8fcb97dc97494acd8905f11b0083230a

創業137年の工具箱メーカーが長崎県対馬市に漂着した”オーシャンプラスチック”を使用した収納ボックスシリーズを販売。約…

(写真左から)株式会社リングスター 代表取締役・唐金吉弘、長崎県対馬市・比田勝尚喜市長

創業137年の工具箱メーカーが長崎県対馬市に漂着した”オーシャンプラスチック”を使用した収納ボックスシリーズを販売。約…

(写真左から)奈良県生駒市・小紫雅史市長、株式会社リングスター代表取締役・唐金吉弘、長崎県対馬市・比田勝尚喜市長