リッカルド・カラフィオーリ 写真:Getty Images

 チェルシー(イングランド1部)が、ボローニャ(イタリア1部)に所属するイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(21)の獲得に興味を示しているようだ。

 ローマ下部組織出身のカラフィオーリは2020年にトップチーム昇格を果たすと、ジェノアやバーゼル(スイス)でのプレーを経て、2023年夏にボローニャへ移籍。対人守備の強さや卓越した足元の技術を活かしたビルドアップ能力を武器に今季は公式戦37試合に出場して2ゴール5アシストを記録した。

 イギリス『フットボール・ロンドン』によれば、ボルシア・ドルトムント(ドイツ1部)にレンタル移籍中のオランダ代表DFイアン・マートセンが退団する見込みであることから、チェルシーは左サイドバックの新たな選択肢を探している模様だ。

 マウリシオ・ポチェッティーノ監督の後任として新シーズンから指揮を執るエンツォ・マレスカ監督はイングランド代表DFベン・チルウェルとスペイン代表DFマルク・ククレジャの長期的な適正を疑問視しているという。そして、ユーロ2024のアルバニア代表戦で好プレーを見せたカラフィオーリの動向をチェックしているようだ。

 しかし、センターバックでも左サイドバックでもプレー可能なポリバレント性を兼ね備えるイタリア代表DFにはトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)やインテル(イタリア1部)、ユベントス(同1部)、ミラン(同1部)、ナポリ(同1部)のイタリア勢も熱視線を送っていることに加えて、ボローニャも残留を臨んでいるようだ。