koumaru/iStock

文春がまたいなば食品の記事を出したんですが、その中でいなばトップによる、

「マイナビ側からいなば社員の誰がマイナビ登録して転職活動中なのか、情報提供があった。該当者は覚悟しろよ」

的な恫喝メールの存在が明らかとなり波紋を呼んでいます。

【参考リンク】〈弊社の事実誤認〉と謝罪 「マイナビに聞いた」いなば食品社長が転職希望者に送った“恫喝メール”の内容《マイナビ側はメールの内容を完全否定》

結論から言うと、さすがにそれはないんじゃないかなというのが筆者のスタンスです。転職サイトの登録情報が所属に筒抜けなんて、企業価値の根幹にかかわることですからね。

営業担当者が個人レベルで何らかのコンプラ違反をやってしまった可能性はゼロではないですが、普通はそんなことやったらどうなるかくらい想像できるでしょう。

自分が営業マンだった場合を想像してください。

個人情報渡せって強要してくるようなヤバい奴が「だいじょうぶ。ちょっと見るだけだから、絶対何もしないから」って言ったって信じられるわけないでしょう(苦笑)。

テロリストに核兵器渡すようなものです。

あとはいなば側のその後のアプローチも雑すぎますね。やっちゃいけない行為てんこもりで、研修のテキストに載せたいくらいです。

いなばがやった「やってはいけないこと」とは何か。また会社が本気で離職者を抑制しようと思ったら何をすべきなのか。

良い機会なのでまとめておきましょう。

「誰がやったかわかってます」という時はだいたい誰がやったかはわかってない

まず筆者が、いなばの対応が雑だなあと感じた理由。