町田ゼルビア所属のブラジル人FWエリキは、今月15日に行われた明治安田J1リーグ第18節の横浜F・マリノス戦でスタメン出場。MF喜田拓也へのファウルで波紋を呼んでいるが、試合後の振る舞いや町田スタッフの対応も議論の対象になっている。
かつて2019年8月から2020シーズン終了後まで横浜FMでプレーしていたエリキ。Jリーグ復帰後初めての古巣対戦では、38分に敵陣で喜田に対して後方からアフター気味に身体を寄せて倒したことにより、イエローカードを貰った。
町田ではプレー強度の高さ、球際での勝負強さが求められるだけに、ネット上では喜田へのファウルシーンを巡って「町田に染まったな」「横浜FM時代とは全然違う」といったネガティブな意見も。それでもエリキは試合後、横浜FMサポーターに向かって手を振ったが、ホームゴール裏での挨拶は実現しなかった。
X(旧ツイッター)では、エリキが横浜FMサポーターに向かって手を振る時のシーンが拡散。町田のスタッフが間に入っているように見えるだけに、「なぜ町田のスタッフは挨拶を止めるの?」「選手が思いを伝えようとしてるだけだし、問題ないのに…」「町田のスタッフはエリキの思いをリスペクトすべき」といった異論が湧き起こっている。
ただ一方で、横浜FMが1-3と敗れ、試合内容も悪かっただけに「あの結果で相手チームの選手が笑顔で挨拶来たら、気分害するサポーターもいるのでは」「エリキがゴール裏に挨拶来たとして、快く迎えられる自信がない…」といった意見も見受けられる。
試合後、横浜FMの選手たちが挨拶する際、ホームゴール裏からブーイングが沸き起こった日産スタジアム。エリキの挨拶を巡って賛否両論が挙がっているが、スタジアムの雰囲気を踏まえて、町田スタッフが機転を利かせた可能性も排除できない。