今月15日開催の明治安田J1リーグ第18節で、北海道コンサドーレ札幌を2-0で下した京都サンガ。すでに元U17ブラジル代表DFゼ・マルコスの獲得でブラジル1部ECジュベントゥージと合意に達したと報じられる中、クルゼイロから元U20ブラジル代表FWハウァエウ・エリアスを期限付き移籍により獲得したという。
現在25歳であるハウァエウの去就を巡っては、ブラジルメディア『グローボ』が今月10日、ハウァエウとクルゼイロの契約が2026年12月まで残っていることを伝えた上で、「クルゼイロはハファエウの期限付き移籍で、日本のクラブと合意間近だ」と報道。同選手は今月14日開催のブラジル1部リーグ戦でベンチ入りしたものの、出番なし。試合後、SNSを通じて2024シーズン途中でのクルゼイロ退団を明言していた。
すると、クルゼイロの移籍市場に詳しいサムエル記者は15日に「ハファエウの移籍先は京都サンガだ。買い取りオプション付きの期限付き移籍により加入する」とリポート。ただ、買い取りオプションの設定額をはじめ、契約内容には触れていない。
ハウァエウはブラジル国内の複数クラブやUAE1部FCバニーヤースを経て、昨年7月にブラジル1部パルメイラスで構想外となりクルゼイロへ移籍。ただ、クルゼイロでもレギュラー定着に至らず、今季もここまで公式戦わずか5試合のスタメン出場と厳しい立場に置かれていた。
そのハファエウに関する移籍の噂と言えば、同選手のエージェント業務を手掛ける『JLSスポーツ』のスタッフによるSNS投稿が話題に。このスタッフは昨年7月、ハファエウ本人や日本サッカー協会(JFA)仲介人(代理人)リストに登録済みの人物と面会したことをインスタグラムを通じて報告。大分の公式インスタグラムアカウントをフォローしたほか、JFA登録仲介人がかつて大分の専属代理人を務めていた人物であるだけに、同クラブ移籍を予想する声が挙がっていた。
一方、京都は札幌戦で勝利したとはいえ、依然としてJ1残留争いの真っ只中。先月24日には、ブラジルの移籍ウィンドウに精通しているヴェネ・カサグランデ記者が「ジュベントゥージはマルコスを移籍金100万ドル(約1億6000万円)で、京都へ放出することにより合意」と報じた一方、DFダニーロ・ボサの獲得オファーをジュベントゥージから却下された可能性も取り沙汰されている。