今なお不思議に満ちた南極大陸は、多くの謎めいた遺物の発見がたびたび報告されている。南極のピラミッドと呼ばれる超古代の文明の痕跡を思わせるものから、地下世界へつながっていると言われる大穴など、都市伝説や陰謀論などオカルトな話題は尽きない。
それらの多くは、人間が実際に立ち入ることが困難である地点で観測されることが多く、その正体が何であるか、単なる誤認であるのかといった、実際にどういったものであるかを確かめるすべが今のところ無いのが現状だ。そんな中で、近年新たに発見されたのが、南極にある「巨大な扉」だ。
Google MapsやGoogle Earthによって誰でも衛星画像が見られるようになった現在、奇妙な情景や現場、そしていまだ人類が足を踏み入れたことのない地点の発見などが盛んに注目されてきた。そんな中で2024年3月、その大地にやや雪に埋もれたような長方形の物体・構造物が発見されたのだ。やや斜めに傾いているその物体は、水色(薄い青色)をしており、その形状からまるで埋もれた扉(ドア)のようであるとの指摘がされたのだ。座標は、「69°00’50″S 39°36’22″E」とされる。
その大きさは、90メートルを超える巨大なものと推定され、位置関係としては昭和基地から数百メートルしか離れていない地点に存在しているという。扉というにはあまりにも巨大すぎるこの構造物に対しては、その南側へ画面をスクロール移動させると、同じような色をしたいくつもの氷塊が確認できる地点もあるため、扉はこれら同様に単なる氷塊にすぎないとする意見も見られる。
一方で、人為的にも思える整った方形状になっていることもあり、Redditなどの海外掲示板では「ベースキャンプへの地下入口」「種子の保管施設」といった憶測が飛び交うほどに話題となった。案の定というべきか、南極の地下に異世界あるいは施設が存在しているという都市伝説に紐づけられたものが多く散見されている。
このほか、「ナチスの陣地壕」などではないかといったコメントも見られている。ヒトラー南極逃亡説は、非常によく知られた都市伝説・陰謀論の一つでもあるため、この話題に関連付けられたことで話題も再燃することとなったようだ。諸説飛び交うこの南極のドアについては、依然として直接の確認はなされていない。
扉というと、2022年5月にNASAの火星探査機キュリオシティによって、「扉型の穴」が写真に撮影されて話題となったこともある。「エイリアンの隠れ家」「別の宇宙への入口」などと様々な憶測がなされていたが、推定でわずか30センチメートル未満であることが指摘されたため、出入口とするにはあまりにも小さすぎると否定的な見解が研究者から唱えられている。
南極の扉と言われているものが、仮にこうした別の星などにつながっているポータルのようなものであるとするなら、さながら「どこでもドア」とでも称することができるだろうか。今後の調査に期待したい。
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文=ZENMAI(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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