プライバシー保護にも留意
“録画”と聞いて、プライバシーが気になる人もいるはずだ。その点、riyo.aiはプライバシー保護にも配慮している。ユーザー個人を特定できる情報ではなく、IPアドレスや閲覧ページ、滞在ページなどのデータのみを収集する独自の追跡プログラムを備えているという。採用する企業側にとっても安心材料となるだろう。
同社によると、特にB2Bビジネスの運営は非常に難しい場合があるという。通常、訪問者数のうち追跡できるのはわずか2%で、GDPRによってさらに困難になっているとか。riyo.aiを活用することで、プライバシーに配慮しつつ大量のデータを収集し、見込み客との関係構築や製品・サービスの改善に役立てることができる。
riyo.aiは、今後も新機能を追加する姿勢をみせている。サイト上でユーザーに通知を送るだけでなく、ユーザーの興味やニーズに合わせて通知をカスタマイズできる機能も追加するとしている。
デジタルマーケティング市場は急激な成長が見込まれているだけに、競争の激化も避けられないだろう。その中でriyo.aiがライバルとどのように差別化していくのか注目していきたい。(文・里しんご)