2回目の釣行はナマズのみ

翌週の5月19日、天候は晴れ、水量は平水。この日は先週釣れたエリアより上流にあたる各務原市から愛知県犬山市の間のポイントをチェックすることにした。しかしサツキマスの反応はなく、夕マヅメ。スプーンに待望のバイトが出たが釣れたのは60cmを越えるナマズであった。

木曽川サツキマス釣りで35cm本命と対面成功 オールドタックル&ミノーで狙う60cmオーバーのナマズ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

3回目の釣行はオールドアブで

翌週の5月26日、この日のタックルはロッドがテンリュウ社レイズ712BMLM。リールはアブガルシア社アンバサダー4500C、このリールは1977年製のいわゆるオールドアブという類である。ラインはPE1.5号、リーダーはナイロン3号を結んだ。

オールドアブとは?

オールドアブについて少し触れておくと、諸説あるが1982年以前に生産されたアンバサダーの事をいう。今時アンチリバースがついていない、ハンドルにガタがある時代のものである。

ギア比も当時のハイスピードで4.7対1という今ではローギアである。しかしキャスト性能においては見劣りせず、サツキマス狙いも十分可能と考え今シーズンから導入しようと持ち込んだ。

スプールのみAvail社のマイクロキャストスプールに交換して軽量ルアーへの対応を可能にしている。

木曽川サツキマス釣りで35cm本命と対面成功 オールドタックル&ミノーで狙うオールドアブ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

ニジマスが顔出し

この日の天候は快晴、この週は雨がなく川は減水傾向、サツキマスには少し難しいコンディションと思われた。早朝からエリア最下流にあたる一宮市の瀬に入る。

ポイントに入りミノーをキャストする事3投目、いきなりのバイト!流れの早い瀬の中でのヒットのためドラグを駆使して慎重に寄せる、幸先良くキャッチできたのは30cm程のニジマスであった。

木曽川サツキマス釣りで35cm本命と対面成功 オールドタックル&ミノーで狙うニジマス1匹目(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

本命サツキマスではないもののこだわりのタックルでキャッチした1匹は嬉しさ倍増だ。次は本命を狙って一流ししたが後は続かず移動とした。

場所移動でもニジマス

次に来たのは岐阜県川島町にある瀬、ここではフライマンが先行していたため挨拶し、距離をおいた上流側から後を追う形で入らせて頂いた。

瀬からヒラキを流したが反応はない。先行者の方は移動していたので、下流まで釣り歩き、地形の変化を確認しながら要所を攻めていく。心地良い風が吹く快晴の休日。広大な川原で一人、こだわりのタックルを握りキャストしているだけで楽しい時間が過ぎていった。

昼食を挟んだ後は今までの状況を整理し朝にニジマスをキャッチした一宮市の瀬に戻る事にした。ベイトとなる小鮎が多かったのと、最下流の瀬のため新たに遡上する魚の供給に期待しての判断だ。

しばらくキャストを繰り返していると突然のバイト。朝より強い引きに期待したが、キャッチしたのはまたしてもニジマスであった。この後もう一度バイトが出たが、またもニジマス。

木曽川サツキマス釣りで35cm本命と対面成功 オールドタックル&ミノーで狙うニジマス2匹目(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

サツキマスはこのエリアには不在と判断し、エリア最上流、犬山市のポイントまで移動した。遡上途中のサツキマスが着きそうな流れの変化を狙い、夕マヅメまでキャストを続けたが本命のサツキマスをキャッチできずタイムアップとなった。