野津田岳人 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島所属MF野津田岳人には、タイ1部BGパトゥム・ユナイテッド移籍の可能性が浮上。現地ではすでに加入間近と報じられている。

 現在30歳の野津田は、2013年に森保一監督のもと広島のトップチームに昇格。ただ広島で出場機会が限られると、アルビレックス新潟、清水エスパルス、ベガルタ仙台へ期限付き移籍。2018シーズン終了後に広島へ復帰するも、2020シーズンにリーグ戦で8試合の出場に終わる。

 2021シーズンは期限付き移籍先のヴァンフォーレ甲府でJ2リーグ41試合の出場と、出場機会を確保していた野津田。2022シーズンに再び広島へ復帰すると、昨季まではリーグ戦でコンスタントンにプレー。しかし今季は日本代表MF川村拓夢やMF満田誠らとのポジション争いで後れをとり、ここまでリーグ戦で4試合の出場にとどまっている。

 そんな中、タイメディア『khobsanam』は今月13日に「パトゥムは野津田と契約間近だ」とリポート。同選手の現状について「広島ではずっと控え要員だった」と綴っているが、パトゥムはウズベキスタン代表MFイゴール・セルゲーエフに替わるアジア枠選手として、日本人MFに期待を寄せているという。

 パトゥムは2020/21シーズンにタイ1部リーグを制覇。2022年1月から同年10月までは、元V・ファーレン長崎、ベガルタ仙台監督の手倉森誠氏がチームを率いていた。また2023/24シーズンは開幕前に川崎フロンターレからタイ代表MFチャナティップ・ソングラシンを獲得したが、序盤から勝ち点を伸ばせず、シーズン途中で手倉森氏を再招へい。後半戦での巻き返しを図ったが、首位のブリーラム・ユナイテッドから勝ち点15差の4位という結果に終わっている。