J2降格圏に沈む京都サンガは、元U17ブラジル代表DFゼ・マルコスの獲得でブラジル1部ECジュベントゥージと合意に達したと報じられる一方、同クラブからDFダニーロ・ボサの獲得オファーを却下されたという。
現在26歳のダニーロは、身長185cmで右利きのセンターバック。ミラソウ、サントスなど複数のブラジル国内クラブを渡り歩き、2022年1月にジュベントゥージへ移籍。加入1年目の2022シーズンは途中でヴァスコ・ダ・ガマへ期限付き移籍したが、同シーズン終了後にジュベントゥージへ復帰している。
復帰1年目の2023シーズンにブラジル2部リーグ全試合でスタメン出場するなど、ジュベントゥージの1部昇格に大きく貢献したダニーロ。今季もここまでリーグ戦7試合中6試合でスタメン出場するなど、中心選手として活躍している。
ブラジルメディア『グローボ』が今月12日に伝えたところによると、京都はダニーロ獲得に向けて、「移籍金480万レアル(約1億4000万円)で同選手の保有権60%を取得」という条件のもとオファーを提示。しかし、ジュベントゥージは2025年12月まで契約を残すダニーロの放出を拒否。同クラブの会長は「我々は彼とともに、大きな目標を持っている」と語るなど、ダニーロ残留が基本線であることを強調したという。
京都はJ1第17節終了時点で2勝5分10敗と、J1残留圏の17位サガン鳥栖から勝ち点3差の19位に低迷。一部報道によると、クラブ幹部は今月8日開催のサポーターカンファレンスで今夏の移籍ウィンドウにおける新戦力獲得の可能性を示唆したという。
また先月24日には、ブラジルの移籍ウィンドウに精通しているヴェネ・カサグランデ記者が「ジュベントゥージはマルコスを移籍金100万ドル(約1億6000万円)で、京都へ放出することにより合意」と報道。マルコスと京都が3年契約を結ぶ可能性もあわせて伝えていた。