〜発災時、まきばプロジェクトを通じて被災市町村からの要請を受け、フードトラック駆けつけ隊が出動、群馬県の食事提供支援体制を強化〜

株式会社Mellow(本社:東京都千代田区、代表:石澤正芳 以下、メロウ)が運営する、日本最大級のモビリティビジネス・プラットフォームである「SHOP STOP(ショップストップ)」は、「一般社団法人フードトラック駆けつけ隊」として、群馬県でSHOP STOP を運営する「まきばプロジェクト」と共に、「災害時におけるキッチンカーによる食品の給与等に関する協定」を6月18日に群馬県と締結しましたことをお知らせいたします。

この協定により、「フードトラック駆けつけ隊」は、発災時に群馬県からの要請を受けて、迅速にキッチンカー事業者を群馬県へ派遣し、あたたかいできたての食事を提供できる仕組みを整えました。

この取り組みにより、群馬県内で発災時の食事の支援がより効果的かつ効率的に行えるようになります。

SHOP STOPの基盤を活用した『フードトラック駆けつけ隊』が、『まきばプロジェクト』と協力し、群馬県との災害時食事…

「フードトラック駆けつけ隊」群馬県の食事提供支援体制を強化

群馬県では、2021 年3 月に災害時の避難に関する基本的な考え方をまとめた「群馬県避難ビジョン」を策定しました。この計画では、大雨や洪水などの災害時において、避難所生活の質を向上させるため、県・市町村・関係機関などが連携・協力し、2025 年を目途に目標を達成することを目指しています。そして、避難所生活を充実させる上で、調理されてから時間の経過していない、温かい食事の確保が重要であることから、県ではキッチンカー事業者などと連携して、温かい食事を提供する仕組みの整備を進める意向がありました。

とはいえ、キッチンカーの事業者が個人でボランティアを行いたいと思っていても、搬入経路や炊き出しの場所などの課題がありました。また、ボランティアを継続したくても費用的な問題や、災害時に自身が飲食店の営業許可を取得していることを証明することができませんでした。

しかし、SHOP STOPを基盤とする仕組みを活用した「フードトラック駆けつけ隊」により、これらの課題を解決することができました。

「まきばプロジェクト」は、これまで群馬県内でSHOP STOPプラットフォームを活用してイベント時やランチタイムにキッチンカー事業者のマッチング配車を行い、地域振興に力を入れてきました。

今回の協定締結により、群馬県で災害が発生した場合、被災市町村が「まきばプロジェクト」を通じて  SHOP STOP に登録されたキッチンカー事業者に応援要請を発信することで、県内外から営業許可を有する事業者を広く募ることができるようになりました。

ですが、残念ながら、「フードトラック駆けつけ隊」では、現在、防災予算を十分に確保できていない状況です。そのため、災害が発生した際の支援活動に必要な費用の確保が大きな課題となっています。「フードトラック駆けつけ隊」は、これまでキッチンカー事業者の善意による寄付を頼りに活動を続けてきました。しかし、よりスムーズな資金調達と持続的な防災支援活動を目指し、群馬県を始めとする地域での支援金の募集を開始します。

今後もメロウは、移動販売車のプラットフォームサービスである  SHOP STOP を各地域のインフラとして活用して頂ける組織・団体と協業していき、日常生活だけでなく災害時の備えとしてもキッチンカーの普及を進めていきます。また、土地を管理する所有者や行政と連携し、必要なものを必要な場所に届けるためのインフラとして役割を果たす未来を目指していきます。

協定の概要は以下の通りです。