元イスラエル軍参謀総長であり、政府要職を経験しているガンツ氏は「次の首相」と見なされています。

しかし、ガンツ氏が離脱をしたところで、ネタニヤフ氏が極右勢力との連立を保っている間は、ネタニヤフ政権は安泰です。現在の連立が維持され続けた場合、次の総選挙は再来年まで実施されません。

刑事訴訟の対象となっており、戦争犯罪人となる可能性があるネタニヤフ氏としては、首相を辞めることは絶対にしたくありません。そのため、即政権崩壊につながる極右政党からの「脅し」に抵抗することができません。