新開発のV8ツインターボユニットは迫力ある低音サウンドが特徴

トヨタが2022年1月の東京オートサロンで出典した「GR GT3コンセプト」のロードカーバージョンをカメラが初めて捉えた。

GR GT3コンセプトは、Gazzo Racingの手により、2024年のデイトナ24時間レースを目指し開発が進められているが、ロードカーバージョン(市販型)も導入される可能性が高いことがわかった。

トヨタは現在、「GRスープラGT4」と、スーパーGTツーリングカーシリーズ用に設計されたスープラベースのレースカー、レクサス「RC F GT3」など存在するがやや古く、後継モデルの開発が急務となっている。

ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで高速テストを受けているところを撮影したプロトタイプは、カモフラージュでディテールを隠しているが、「GR GT3コンセプト」から大きなインスピレーションを得ており、ボディサイズは、全長4590mm、全幅2040mm、全高1140mm、ホイールベース2725mmというコンセプトとほぼ同じであることがわかった。

長いボンネットを特徴とした開発車両のフロントエンドには、量産型と思われる、鋭く釣り上がるヘッドライトを装備、バンパーには巨大なフロントグリル、角張ったLEDデイタイムランニングライトを備えるほか、アグレッシブなフロントスプリッターを装備している。

他の主要なエアロコンポーネントでは、後部の大きく開いたディフューザーと、スワンネックの大型リアウィングだが、コンセプト同様にサイドにエアアウトレットが配置されている。

注目のパワートレインだが、レクサスが2019年から開発に着手しているとされる新開発のV8ツインターボエンジンが最有力で、カメラマンによると「喉の奥から響く低音」が炸裂していたという。

世界に誇る新スーパーカーが量産化された場合、発売時期は2026年以降で、価格は3千万円超えとなる可能性もあり、レクサスブランドで販売されるとも噂されている。

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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