アトレティコ・マドリード(スペイン1部)が、ジローナ(同1部)に所属するウクライナ代表FWアルテム・ドフビク(26)の獲得に前進したようだ。
12シーズン連続でUEFAチャンピオンズリーグ出場権を手にしたアトレティコは、今夏にオランダ代表FWメンフィス・デパイが契約満了に伴い退団する見通し。スペイン代表FWアルバロ・モラタの去就も不透明となっていることから今夏にストライカーの補強に乗り出しているとみられている。
スペイン『レレボ』によれば、アトレティコはドフビクに熱視線を送っており、すでに個人合意にこぎ着けたという。複数ビッグクラブからの関心も浮上しているウクライナ代表FWはスペインでのプレーを望んでいることから、そのほかのアプローチを拒否しているようだ。
また、ドフビクは今夏にドイツで開催されるユーロ2024のウクライナ代表のメンバーとして参戦するため、アトレティコは争奪戦を避けるために早くから選手と接していたとのこと。ただ、同選手には4000万ユーロ(約67億5000万円)のリリース条項があり、この金額を支払う以外に引き抜く方法はないようだ。
母国のチェルカースィでプロキャリアをスタートさせたドフビクじゃ、デンマークやウクライナの複数クラブでのプレーを経て、昨夏にジローナ入り。ポストプレーの巧みさや空中戦の強さ、決定力の高さを武器に今季はラ・リーガ36試合で24ゴール8アシストを記録して得点王に輝いた。