品田愛斗(ヴァンフォーレ甲府所属時)写真:Getty Images

 明治安田J2リーグに所属するジェフユナイテッド千葉は、6月12日にフクダ電子アリーナで開催される天皇杯(JFA全日本サッカー選手権大会)第2回戦で中京大学と対戦する。

 リーグ戦ではシーズン折り返しにあたる第19節レノファ山口戦を白星で飾った千葉(2-1)。上位クラブ相手に掴んだ勝利の勢いを継続し、トーナメント戦でも順当に勝ち上がりたいところだ。MF品田愛斗は6月11日の囲み取材で、自身の現状と次戦への意気込みを次のように語った。

 「自分も含めて強度の部分はJ1のチームと比較すればもっとできると思っています。直近3試合は勝っている状況での出場でしたが、クローザー的な役割も経験しているので、そこは求められているタスクを実行していきます。ただ、そのなかでも常に一発を狙っていかないとアピールにならない。もちろん簡単ではありませんが、中京大学戦で相手を圧倒しなければ次の試合以降で出番が減っていくこともあると思うので、やってやりたいという気持ちです」

 中京大学との対戦については「中盤を制圧してボールの供給役になれたらいいと思う」としたうえで、天皇杯ボールの感触を訊かれると「足に当たったときの感覚であったり、濡れた芝の上での転がり方はいつもと違いますけど、むしろボールスピードも出るので、そこはあまり気にしていません」と語った。

 第14節の横浜FC戦(1-0)以降、なかなかスタメンとして試合に絡めていない品田。チーム状況が右肩上がりのなかで、天皇杯は絶好のアピールチャンスになり得るものだ。競争が激化する千葉の中盤において、違いを創り出せる選手であると証明することが求められている。