ブレンビーIF所属の日本代表MF鈴木唯人は、今月11日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選シリア戦で出番なし。DF伊藤洋輝擁するVfBシュツットガルト移籍の可能性が報じられる中、市場価値の上昇額がデンマーク1部リーグトップであることが反響を呼んでいる。
ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』は今月10日、デンマーク1部リーグでプレーする選手の市場価値を更新。これによると、鈴木の市場価値は昨年12月の時点で90万ユーロ(約1億3500万円)だったが、今月10日に600万ユーロ(約10億1400万円)まで上昇したという。
デンマーク1部プレーオフ全試合スタメン出場で4ゴール6アシストと、攻撃陣の中心選手として活躍した鈴木。同選手の市場価値について、デンマークメディア『Campo』は11日に「556%という増加率は驚異的だ。3800万デンマーククローネ(約8億6000万円)もアップしており、デンマーク1部リーグで最も市場価値が上昇した選手である」と綴っている。
また鈴木はデンマーク1部リーグの市場価値ランキングで、首位のMFルーニー・バルドグジ(コペンハーゲン)から2200万デンマーククローネ(約4億9700万円)差の6位にランクイン。昨年6月のストラスブール退団、昨年8月の清水エスパルス退団時は60万ユーロ(約9300万円)だっただけに、わずか1年で10倍にまで上昇している。
なお、デンマーク紙『Tipsbladet』が今月10日に「シュツットガルトが鈴木の争奪戦をがリードしている」とリポート。移籍金は1300万ユーロ(約21億9300万円)にのぼるとみられる。同国紙『エクストラ・ブラデット』は昨年8月、鈴木が清水からブレンビーへ完全移籍した直後に「(ブレンビーが清水へ支払う)移籍金は500万クローネ(約1億1000万円)である」と伝えていただけに、ブレンビーは日本代表MFの高額売却を目論んでいるかもしれない。