日本代表MF守田英正は、今月11日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選シリア戦で出番なし。ポルトガル1部スポルティングCPとの契約延長が報じられる一方、元Jリーガーからは移籍の可能性を予想する声も挙がっている。
契約延長の可能性は、昨年秋頃から再三にわたりポルトガル国内で報じられていたが、ポルトガル紙『O JOGO』は先月20日に「スポルティングは守田の契約延長発表まであと一歩」とリポート。両者の合意を伝えると、今月11日には「守田は休暇明けに2026年6月から2028年6月まで契約期間を延長する予定だ」と報道。これによると、年俸は50万ユーロ(約8400万円)から80万ユーロ(約1億3400万円)にアップするほか、契約解除金は4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)に引き上げられるという。
また同紙は「守田には最近、セリエAやブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトからの関心が取り沙汰されていた。今年冬の移籍ウィンドウではアーセナルが移籍先候補に挙がっていたが、スポルティング退団の機運が高まるようなことは何も無かった」と、他クラブからの関心もあわせて伝えている。
一方、町田ゼルビア、北朝鮮代表OBの鄭大世氏は、インターネット放送局『ABEMA』で今月9日放送のスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」に出演した際、守田の去就について「個人的にはビッグクラブ移籍を目論んでいると思う。代表でもこれまで安定して主力を担ってきたように、これからもワールドカップに向けて主力として活躍するだろう。トップレベルでずっとプレーする」と予想。『O JOGO』とは対照的な見解を示している。
守田は川崎フロンターレ、CDサンタ・クララを経て、2022年夏にスポルティングへ完全移籍。加入1年目から中盤でレギュラーに定着すると、今季もリーグ戦29試合の出場で2ゴール4アシストをマーク。スポルティングのリーグ優勝に貢献した。