3L直6エンジンの出力は34ps向上

BMWアルピナの日本総代理店であるニコル・オートモビルズは、アルピナの中核モデルであるB3とB4 がB3 GT、B4 GTへと一新されたこと、そして日本への導入を発表した。

さらなる高出力と精度感、快適性

3L直列6気筒ビ・ターボ・エンジンは34ps の出力向上を果たし、389kW(529ps)と730Nm(74.4kgm)を発揮。あらゆる走行状況においてパフォーマンスを発揮できるよう、エンジン・マッピングもさらに見直された結果、市街地でのスムーズな加速や高速道路での全開全負荷時など、ドライブトレインの優れた特性を際立たせているという。

増大したパワーは、8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションと可変式の全輪駆動システム、電子制御式リヤ・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルとの組み合わせにより効率的に伝達されるとのこと。GTの名に恥じぬよう、トランスミッションのプログラムも、出力向上に合わせて変更されているとのこと。

アルピナB3 GTは、BMW 3シリーズのアップデートの恩恵を受け、リア・ダンパーとボディ結合部の剛性を高めるなどして、ドライビング・ダイナミクスをさらに向上させたという。また、エンジンルームのドーム・バルクヘッド・レインフォースメント・ストラットはフロントエンドの剛性をさらに高め、ステアリングの精度を著しく向上させたとしている。

生まれも育ちもブッフローエ、真のグランツーリスモ登場!「BMWアルピナB4 GT/B3GT」が国内導入!
(画像=BMWアルピナB4 GT、『CARSMEET WEB』より 引用)

アルピナB3 GTリムジンには、より高いレートのリヤ・スタビライザーと新しいショック・アブソーバーが装備され、ロールのコントロール性とステアリング・レスポンスがアップしたとされている。

アルピナB4 GTグランクーペではアジリティをさらに高めるために、シャシーとサスペンションの新たなセットアップが開発された。フロント・アクスルにはマウントが強化された新しいスタビライザーを採用、可変スポーツ・ステアリングとアクティブ・ダイナミック・ダンピング・コントロールのセットアップも大幅に変更。

リヤ重視の完全可変の四輪駆動システムと電子制御式LSDの新しいセッティングが、さらなる鮮烈なドライビング・エクスペリエンスの提供とハンドリングの正確性をもたらすという。

生まれも育ちもブッフローエ、真のグランツーリスモ登場!「BMWアルピナB4 GT/B3GT」が国内導入!
(画像=BMWアルピナB4 GTグランクーペ、『CARSMEET WEB』より 引用)

パワフルなエクステリア・デザイン

アルピナB3 GTおよびB4 GTでは、特別なGTモデルであることを明示する特徴がいくつも備わる。小さなカナードとスプリッターを持つロゴ入りフロント・スポイラーと、新デザインのリヤ・ディフューザーが組み合わさり、総合的なエアロダイナミクス・バランスが高まったという。なお、GTモデルのリヤ・ディフューザーはブラックのハイグロス仕上げとし、テールパイプもブラック仕上げ。

グランクーペのフロントエンドは、内部構造が一新されたニュー4シリーズのヘッドライトによって印象を強調。オプションで選択可能なアダプティブLED ヘッドライトは、リヤに立体的なライト・グラフィックを備えた新しいBMWライト・デザインを採用している。

アルピナB4に装着されていたオリジナル・デザインの20インチ鍛造ホイールが、アルピナB3 GTにも標準装備となった。スポークにはダイヤモンド・カットが施され、ロック可能なホイール・ハブ・カバーに向かってスポークの立体感を強調。ホイールカラーはGT 専用のオロ・テクニコ、リム部分にはGTのレタリングをシルバーで控えめにあしらっている。

生まれも育ちもブッフローエ、真のグランツーリスモ登場!「BMWアルピナB4 GT/B3GT」が国内導入!
(画像=BMWアルピナB3 GT、『CARSMEET WEB』より 引用)

ボディカラーのバリエーションとしては、伝統的なアルピナ・ブルーとアルピナ・グリーンのほか、BMW Individualのソリッド・ペイント、ファッション・グレー、ブリュースター・グリーン、イモラ・レッドや、メタリック・ペイントのデイトナ・バイオレット、カーボン・ブラックも推奨のカラーウェイとなっている。エクステリアには、オロ・テクニコ仕上げのクラシックなアルピナ・デコ・セットも選択可能。

スポーティかつエレガントな新世代コクピット

モダナイズされた新しいコックピットには、アルピナの慣例に従って、個別のシリアル・ナンバーが記載された製造番号プレートがセンター・コンソールに取り付けられ、ブッフローエの製品であることの証明となっている。エンジン・コンパートメント・バッジにもこのシリアル・ナンバーを刻印。

アルピナでは、ベースである3シリーズおよび4シリーズと異なり、クラシックなBMWのギア・セレクターを引き続き採用している。運転支援システムとしてはアルピナB4 GTグランクーペには、BMWドライビング・アシスタント・プロフェッショナルが標準装備される。

インテリアでは多くのディテールがGT のカラースキームを踏襲。アルピナ独自の最高級ラヴァリナ・レザーで仕上げられたステアリング・ホイールのステッチ、アルマイト処理されたアルミニウム製アルピナ・スウィッチ・トロニック・シフト・パドル、フロア・マットとラゲッジ・コンパートメント・マットのブラック・レザーの縁取りのステッチにもオロ・テクニコが使用されている。

生まれも育ちもブッフローエ、真のグランツーリスモ登場!「BMWアルピナB4 GT/B3GT」が国内導入!
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
生まれも育ちもブッフローエ、真のグランツーリスモ登場!「BMWアルピナB4 GT/B3GT」が国内導入!
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
生まれも育ちもブッフローエ、真のグランツーリスモ登場!「BMWアルピナB4 GT/B3GT」が国内導入!
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

導入時期について

ニューBMWアルピナB3 GT/B4 GTは予約注文を受け付けており、日本導入時期は2024年末を予定。

希望小売価格(10%の消費税込み車両本体価格):
BMWアルピナB3 GTリムジン:16,000,000円
BMWアルピナB3 GTツーリング:16,700,000円
BMWアルピナB4 GTグランクーペ:16,600,000円

日本仕様の具体的な情報や詳細については、アルピナ社日本総代理店ニコル・オートモビルズ、またはお近くのアルピナ正規代理店(BMW正規ディーラー)にお問い合わせを。

生まれも育ちもブッフローエ、真のグランツーリスモ登場!「BMWアルピナB4 GT/B3GT」が国内導入!
(画像=BMWアルピナB4 GTツーリング/リムジン、『CARSMEET WEB』より 引用)

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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