【星野リゾート　西表島ホテル】絶滅危惧種のカンムリワシの生態や特徴について楽しく学ぶプログラム「世界遺産の学校～カンムリワシ講座～」開催｜2024年10月1日～2025年1月31日

～世界遺産に登録された西表島で、「世界遺産の学校」を開催し、環境保全のための啓蒙活動を実施～

世界自然遺産に登録された西表島で、日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指す「星野リゾート　西表島（いりおもてじま）ホテル」では、2024年10月1日から2025年1月31日の期間、絶滅危惧種のカンムリワシの生態や特徴について楽しく学ぶプログラム「世界遺産の学校～カンムリワシ講座～」を開催します。西表島ホテルでは、楽しみながら島の価値や課題を知れるようなプログラムを年間を通して開催し、季節に応じた内容で環境保全のための啓蒙活動を行ってきました。これに加え、絶滅危惧種に分類されるカンムリワシについて学ぶ講座を今秋から開催します。カンムリワシの生態や特徴について、ホテルのスタッフがわかりやすく説明します。カンムリワシと島の自然環境の繋がりを詳しく知り、理解を深めることができる講座です。

西表島ホテルが行う環境保全のための活動

⻄表島はジャングルや河川、マングローブの林など、さまざまな種類の⾃然環境があり、多くの希少な固有種や絶滅危惧種が⽣育・⽣息しています。豊かな自然や固有の生態系は西表島の大きな魅力でもありますが、一方で、野生生物の交通事故や、海洋漂着物の誤食など、島の自然環境を守り継いでいく上での課題もあります。西表島に暮らす野生生物、彼らを取り巻く自然環境や島に暮らす人との関わりについて正しく伝えることで、生態系や自然環境の保全に対する観光旅行者の意識を高めていくことを期待しています。

「世界遺産の学校～カンムリワシ講座～」

カンムリワシの目撃情報や事故件数など環境省のデータをもとに、ホテルスタッフがカンムリワシについて楽しく説明します。参加者は知られざるカンムリワシの行動特性や食性などの生態や、さらにカンムリワシと島の自然や人との関わりについて知ることができます。また、実際に飛翔している動画を見たり、鳴き声の資料を聞いたりと、子供から大人まで興味を持って参加できる内容です。カンムリワシの生態についてより興味や愛着が湧き、ロードキル防止に繋がることにも期待しています。

カンムリワシの生態

国指定特別天然記念物のカンムリワシは、絶滅危惧種に分類され、国内では、西表島と石垣島でのみ繁殖が確認されています。怒ったり、驚いたりすると頭の羽が逆立ち、カンムリのようになることが名前の由来です。カンムリワシは秋頃に親元を離れ、独り立ちするため、幼鳥をよく見かける時期になります。まだ狩りに慣れていない幼鳥は、道路に飛び出してくる可能性が高いため、運転する際はより注意が必要です。

カンムリワシの幼鳥

世界自然遺産に登録された西表島について楽しく学ぶ「世界遺産の学校」

西表島は、国際的に希少な固有種に代表される生物多様性保全上重要な地域であることが認められ、2021年7月26日に世界自然遺産に登録されました。講座では、西表島がどのように評価され、世界自然遺産に登録されたのかを詳しく知ることができます。季節に応じて異なるテーマで開催しています。

「世界遺産の学校」各講座開催月

イリオモテヤマネコ講座（通年）

イリオモテヤマネコの捕食シーンの動画や世界のヤマネコとの食性比較の資料をもとに、ホテルスタッフがイリオモテヤマネコについての特徴を楽しく説明するプログラムです。

ウミガメ講座（季節限定）

ウミガメの生態から各種の違い、自然環境や人との関わりまで、ホテルスタッフが分かりやすく説明します。ウミガメについて詳しく知ることで、島での自然体験をより楽しむことができます。

「世界遺産の学校～カンムリワシ講座～」概要

期間　：2024年10月1日～2025年1月31日　＊隔日開催

時間　：19:15～19:45　＊季節によって開催時間が異なります

料金　：参加無料

対象　：宿泊者

予約　：不要

SDGs への貢献について

西表島ホテルを経営する星野リゾートでは、経済価値と社会価値を両立するCSV経営*1が重要だと考えています。SDGs*2をCSV経営を促進するためのフレームワークとして捉え、各施設でさまざまな取り組みを推進しています。当ホテルでの本取り組みは、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」、目標15「陸の豊かさも守ろう」に寄与することを目指しています。
＊1　CSV：共通価値の創造
＊2　SDGs：持続可能な開発目標