中村敬斗 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月11日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選でシリア代表と対戦。日本代表OBの松井大輔氏が、FW中村敬斗(スタッド・ランス)のプレーを踏まえてウイングバックやサイドアタッカーに求められる資質を説明した。

 MF三笘薫(ブライトン)招集外である中、左ウイングバックでスタメン出場した中村。前半12分に左サイドからのクロスでFW上田綺世(フェイエノールト)の先制ゴールを演出すると、その後も逆足のクロスから再三チャンスを演出。日本は19分にMF久保建英(レアル・ソシエダ)のカウンター攻撃からMF堂安律(SCフライブルク)が追加点を挙げると、22分にはオウンゴールでリードを3点に広げた。

 鮮烈なパフォーマンスを発揮する中、前半終了間際に左サイドからの突破を相手選手に止められる場面が。解説者の松井氏は「逆足からセンタリングを上げて、相手を騙すことが重要」と、中村のプレーを評価。ただ一方で「2度同じプレーをしてはダメ」と改善点の指摘も忘れなかった。

 中村はミャンマー戦でも2ゴールをマーク。3バックシステムの左ウイングバックで完全にフィットしているだけに、三笘とのポジション争いが激化する可能性も考えられる。