日本代表MF鈴木唯人には、今月11日にFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選シリア戦を控える中、MF遠藤航擁するリバプールをはじめ10以上のクラブが関心を寄せている模様。MF原口元気を放出したVfBシュツットガルトへ移籍する可能性が高いという。
鈴木は昨年7月にフランス1部ストラスブールでの期限付き移籍期間満了により清水エスパルスへ復帰も、わずか1か月でブレンビーへ完全移籍。デンマーク挑戦1年目の今季は、リーグ戦・プレーオフあわせて26試合の出場で9ゴール7アシストをマークするなど、攻撃陣の中心選手として活躍。特にプレーオフは全試合スタメン出場で4ゴール6アシストと結果を残し、複数クラブによる現地視察も報じられていた。
先月の時点で、リバプールやMF久保建英所属のレアル・ソシエダ、それにトッテナム・ホットスパー、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、ヴォルフスブルク、ウニオン・ベルリン、ホッフェンハイム、ミラン、ナント、アヤックス、パルマ、KRCヘンクなどからの関心が報じられている鈴木。本人も今夏移籍へ前向きなコメントを残すなど、ステップアップへの期待が高まっている。
そんな中、デンマーク紙『Tipsbladet』が今月10日、独自に入手した情報として「シュツットガルトが鈴木の動向を注視している」とリポート。くわえて「シュツットガルトがこの日本人選手の争奪戦をがリードしている」と伝えた。
シュツットガルトは伊藤の活躍もあり、今季ブンデスリーガで2位に。来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した一方、今季公式戦わずか3試合の出場に終わった原口が退団したほか、伊藤の移籍報道も飛び交っている。遠藤やFW浅野拓磨など、今まで日本人選手の獲得に積極的だっただけに、攻撃的MFとして機能しなかった原口にかわる選手として鈴木への関心を強めている可能性が考えられる。