ハウァエウ・エリアス 写真:Getty Images

 ブラジル1部クルゼイロ所属FWハウァエウ・エリアスは、今週中にもJリーグクラブへの期限付き移籍で合意に達する模様。この元U20ブラジル代表ストライカーには、昨年夏に大分トリニータ移籍の噂が飛び交っていた。

 現在25歳のハウァエウはブラジル国内の複数クラブを経て、2022年8月にブラジル1部パルメイラスからUAE1部FCバニーヤースへ期限付き移籍。ただ昨年6月のパルメイラス復帰後は構想外扱いを受け、翌月にクルゼイロへ移籍している。

 クルゼイロでもレギュラー定着に至らず、今季もここまで公式戦わずか5試合のスタメン出場であるハウァエウ。4ゴールと少ないプレー時間で一定の結果を残しているとはいえ、FWカイオ・ジョルジの加入により、出場機会を減らすことは確実とみられていた。

 そんな中、クルゼイロの移籍市場に詳しいサムエル記者が今月8日に「ハウァエウがクルゼイロ退団で合意間近。移籍先は日本だ」と伝えると、ブラジルメディア『グローボ』は10日、クルゼイロとハファエウの契約が2026年12月まで残っていることを紹介した上で、「クルゼイロはハファエウの期限付き移籍で、日本のクラブと合意間近だ。今週中に契約締結の見込み」と報道。これによると、期限付き移籍期間は今年末までの半年間であり、買い取りオプションが付く見込みであるほか、同選手は今月14日開催のブラジル1部リーグ戦でベンチ外となることがほぼ確実だという。

 ハファエウに関する移籍の噂と言えば、同選手のエージェント業務を手掛ける『JLSスポーツ』のスタッフによるSNS投稿が話題に。このスタッフは昨年7月、ハファエウ本人や日本サッカー協会(JFA)仲介人(代理人)リストに登録済みの人物と面会したことをインスタグラムを通じて報告。大分の公式インスタグラムアカウントをフォローしたほか、JFA登録仲介人がかつて大分の専属代理人を務めていた人物であるだけに、同クラブ移籍を予想する声が挙がっていた。