ヤクブ・キビオル 写真:Getty Images

 ユベントス(イタリア1部)が、アーセナル(イングランド1部)に所属するポーランド代表DFヤクブ・キビオル(24)の獲得に興味を持っているようだ。

 母国のティヒやアンデルレヒトの下部組織で育ったキビオルは、スロバキアの複数クラブでプレーした後、2023年1月にスペツィアからアーセナルへ完全移籍。ビルドアップ能力の高さやスピードを活かした広い守備範囲を武器に今季はプレミアリーグ20試合で1ゴール3アシストを記録した。

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、左サイドバックを主戦場にしていたブラジル代表DFアレックス・サンドロが契約満了で今季限りで退団するとの見方が強まっているユベントスは日本代表DF冨安健洋が在籍するアーセナルで主力になりきれていないキビオルの状況を注視しているようだ。アーセナルは左サイドバックとセンターバックでプレー可能な同選手を安易に放出させるつもりはないようだ。

 そして、ユベントスのほかにミラン(イタリア1部)やローマ(同1部)など複数イタリアクラブも関心を示しているポーランド代表DFにアーセナルは移籍金3000万ポンド(約59億8000万円)を要求しているとのことだ。

 なお、プレミアリーグで2年連続の2位フィニッシュとなったアーセナルは今夏に売却オペレーションを進めていく模様。キビオルのほかにイングランド代表GKアーロン・ラムズデールなどが候補に挙がっている。