古橋亨梧 写真:Getty Images

 日本代表落選のセルティック所属FW古橋亨梧は今月8日、古巣であるFC岐阜のホームゲームに来場。イギリス国内ではプレミアリーグ移籍報道が飛び交っているほか、セルティックの著名ファンが浦和レッズ移籍が噂を発信した日本の一部情報筋を批判している。

 岐阜のホームゲームにおけるトークショーで「できる限り海外でプレーしたい」と語っていた古橋。先月28日に日本の一部情報筋が「浦和は今夏、古橋の獲得を望んでいる」と伝え、イギリスの複数メディアが日本国内の噂を引用する形でこぞって報じていたが、この噂が一蹴した格好だ。

 ただ、古橋はセルティックの契約期間は2027年6月まで残しているものの、ステップアップ移籍の可能性がある模様。イギリスの移籍市場に詳しいピート・オルーク記者は8日に「古橋にとって、今年夏が大きな移籍をするラストチャンスだ。プレミアリーグ方面から関心が寄せられている」と伝えた。

 ただ一方で、セルティックの意向については「ブレンダン・ロジャーズ監督はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で競争力を考慮して、古橋の残留を望んでいる。2500万ポンド(約49億7000万円)以上のオファーが届かない限り、売却には応じない」と綴るなど、残留の可能性もあると主張。同選手はロジャーズ監督のもとで一時スタメンを剝奪されたものの、記事では「彼はCLでのプレーを望んでおり、この夏に移籍する考えはない。セルティック残留を望んでいる」と綴られている。

 一方、X(旧ツイッター)のフォロワー1.9万人であり、セルティックの大ファンとして知られているYatao氏は、浦和移籍の噂に反応。先月30日に「この噂を流したインフルエンサーは、これまで何度も浦和に関するデマを流しており、人々の注目を集めるために続けている」と私見を述べるとともに、「多くの日本人は彼を信用していないが、彼の投稿を引用したイギリスメディアには幻滅している」と落胆を隠さなかった。

 古橋は昨季まではアンジェ・ポステコグルー前監督のもとで絶対的ストライカーとして活躍。スコットランド3冠達成に大きく貢献したが、今季はロジャーズ監督のもとでゴールのペースがダウン。それでも公式戦で19ゴールを挙げるなど、一定の結果を残したが、今月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選でも日本代表に招集されなかった。