メルセデスAMGがF1モナコGPの開催に合わせて新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」を発表。メルセデスの新しいラグジュリーブランド「ミトス」シリーズの第1弾モデルとして、250台限定で生産予定

 独メルセデスAMGは2024年5月22日(現地時間)、F1モナコGPの開催に合わせて新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト(PureSpeed concept)」を洋上の特設会場で発表した。

メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=▲メルセデスAMGが新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト(PureSpeed concept)」を公開、『CAR and DRIVER』より 引用)
メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=▲ピュアスピード コンセプトはF1モナコGPの開催に合わせて発表。洋上の特設会場で披露する、『CAR and DRIVER』より 引用)
メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=▲発表イベントにはメルセデスAMG ペトロナスF1チームのルイス・ハミルトン選手とジョージ・ラッセル選手も登壇、『CAR and DRIVER』より 引用)

 既存のメルセデスAMG SLをベースに、伝説的なレーシングカーをオマージュした新進のデザインを採用するピュアスピード コンセプトは、メルセデスの新しいラグジュリーブランド「ミトス(Mythos)」シリーズの第1弾モデルに位置。市場デビューは2025年の予定で、生産台数は限定250台を計画する。

メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=▲ピュアスピード コンセプトは伝説的なレーシングカーをオマージュした新進のデザインを採用。メルセデスの新しいラグジュリーブランド「ミトス(Mythos)」シリーズの第1弾モデルに位置する。市場デビューは2025年の予定で、生産台数は限定250台を計画、『CAR and DRIVER』より 引用)

 エクステリアについては、ルーフやフロントガラスを省略したオープン2シーターボディを基調に、近年のフォーミュラカーなどに採用される「ハロ(HALO)」システムを組み込んだことがトピック。3本の柱で構成する専用設計のブラケットをボディに直付けし、乗員の保護を図るとともに空力特性の最適化や車重の軽量化を実現して、パフォーマンスの向上を成し遂げる。また、コクピット後部には2脚のシートと連なるフライングバットレスを配して、整流効果を高めた。

メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=▲近年のフォーミュラカーなどに採用される「ハロ(HALO)」システムを導入、『CAR and DRIVER』より 引用)
メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=▲コクピット後部には2脚のシートと連なるフライングバットレスを配備、『CAR and DRIVER』より 引用)

 基本フォルムは低くて先鋭なシャークノーズに、緩やかにラウンドするリアセクション、シャープにカットした専用デザインのカーボンファイバー製パーツを配したボディ下部などが目を惹く。また、足もとにはカーボンファイバークラッディングを組み込んだ21インチアルミホイールと前275/35/後305/30ZR21サイズのピレリP-ZERO A7Aタイヤを装着。制動機構にはカーボンセラミックディスクブレーキを装備した。

メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=▲足もとにはカーボンファイバークラッディングを組み込んだ21インチアルミホイールを装着、『CAR and DRIVER』より 引用)

 往年のメルセデスレーシングカーをオマージュしたアレンジを随所に施したことも見逃せない。レッドからブラックのAMGパターンを経てグラファイトグレーへと流れるカラーグラデーションは、1924年開催のタルガ・フローリオで優勝したメルセデス車をイメージ。 “10”のゼッケン番号も、タルガ・フローリオの勝利に由来する。また、フライングバットレスは1955年開催のミッレミリアで優勝した300SLRをイメージさせる形状で仕立てた。

メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=▲レッドからブラックのAMGパターンを経てグラファイトグレーへと流れるカラーグラデーションは、1924年開催のタルガ・フローリオで優勝したメルセデス車をイメージ、『CAR and DRIVER』より 引用)
メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=▲“10”のゼッケン番号もタルガ・フローリオでの勝利に由来する、『CAR and DRIVER』より 引用)

 コクピットについては、ユニークなカラーと装備コンセプトを採用するとともに、ダッシュボードにはIWCシャフハウゼンがデザインしたアナログのカスタムクロックを装備。また、前方からの風がスムーズに流れる専用デザインのヘルメットを配備している。

メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=▲前方からの風がスムーズに流れる専用デザインのヘルメットを配備、『CAR and DRIVER』より 引用)
メルセデスAMGの新世代ロードスターのコンセプトモデル「ピュアスピード コンセプト」が初公開
(画像=▲ダッシュボードにはIWCシャフハウゼンがデザインしたアナログのカスタムクロックを装備、『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

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