今月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選に向けての日本代表に招集されているポルトガル1部スポルティングCP所属MF守田英正。今月11日にシリア戦を控える中、欧州でプレーする日本人選手の改善点を指摘した。
守田は川崎フロンターレ在籍時の2018年9月にA代表デビュー。川崎、CDサンタ・クララで結果を残すと、2022年夏にスポルティングへ完全移籍したほか、同年のカタールW杯でMF遠藤航(リバプール)とともに中盤に欠かせない選手として森保ジャパンをベスト16へ導いた。
今季、スポルティングのポルトガル1部リーグ優勝に貢献した守田だが、ルベン・アモリム監督など周囲からの評価などを通じて日本人選手の長所と短所を分析。今月9日放送開始のスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」では守田へのインタビューが公開されているが、その中で同選手は以下のように語っている。
「僕自身ヨーロッパに来て思うのは、(日本人選手は)真面目にトレーニングするし、言うことを聞くし、不貞腐れない。人間性は認められているけど、『ここは絶対に勝ち切ろう』とか、そういう情熱はもっと感情を表に出していかないといけないのかなと(思う)」
「誇り、責任、プライドとかは絶対に持たないといけないし、日本代表のユニフォームを着てプレーするのは簡単なことではない。すごい圧もあるけど、それは言い訳にできない。本当にたくさんのサポーターが応援してくれているから、ひとつでも勝ちたいし、そのためにもっと感情を出していかないといけない」
今や遠藤、守田など多くの選手が欧州クラブの主力選手として活躍している日本代表。2022年9月には、アモリム監督が「守田については良いことしか言えない」「全ての監督が日本人選手を指導すべきだ。彼らはつねにチームのために動き、どんなポジションでもプレーする。1日に1000回も謝るんだ」と最大級の賛辞を送ったが、それでも守田自身は世界との差を肌で感じているようだ。