かつてベルギー1部KVコルトレイクで日本代表DF渡辺剛とチームメイトだった元オーストラリア代表DFトレント・セインズベリーが、2023/24シーズン限りでカタール1部アル・ワクラSCを退団。ここに来てJリーグ移籍の可能性が浮上しているほか、過去には浦和レッズからの関心も報じられていた。
現在32歳のセインズベリーは、オランダのPECズヴォレやインテル、スイス1部グラスホッパー、コルトレイクなどを経て、2022年8月にコルトレイクからアル・ワクラへ完全移籍。カタール1部リーグで2シーズン続けてほぼ全試合にスタメン出場していた。
また豪州代表でのキャップ数は61にのぼり、2018年のロシアW杯や2019年の自国開催であるAFCアジアカップなど、大舞台で活躍。カタールW杯アジア最終予選の日本代表戦でプレーしていたが、昨年9月の国際親善試合ニュージーランド戦を最後に代表戦から遠ざかっている。
センターバックの主力選手として活躍していたセインズベリーだが、アル・ワクラは今月7日に同選手の退団を公式発表している。また同選手の去就については、ジャーナリストのロレンツォ・ラポーレ氏は先月10日にXで「日本やサウジアラビアのクラブが関心を寄せている」とリポート。複数クラブによる争奪戦の可能性を伝えたほか、「有力候補は韓国1部の浦項スティーラーズであり、彼らはチーム内最高額の給与を受け取るだけの選手だと評価している」と伝えている。
セインズベリーは江蘇蘇寧からインテルへのレンタル移籍を終えた後の2017年7月に、浦和移籍の可能性が浮上。中国1部リーグ外国人選手の登録枠が削減されたことにより、出場機会を確保できないとみられていたが、韓国代表DFホン・ジョンホの登録メンバー除外もあり、実現には至らなかった。