イギリスのゴーストハンター、マット・ティレット氏は悪魔が取り憑いた人形「アニー」を自身の調査に活用している。なんと、アニーは心霊スポットで涙を流すというのだ。
ティレット氏は英ウェールズの街レスサムを拠点に活動するゴーストハンターであり、超常現象研究家である。その彼がおよそ一年前に手に入れたのが、呪いの人形・アニーである。
呪いの人形というと最近では映画『死霊館』シリーズのアナベル人形が有名だが、見た目は普通の女の子の人形にすぎないアナベルと異なり、アニーは一目見ただけでもかなり強烈なビジュアルをしている。白塗りの顔は半分が焼け爛れたように赤く、目の周りは真っ黒に滲んでいる。見開いた目は虚空を睨みつけ、鼻と口からは血を流し、うっすらと開いた黒い唇からは小さな牙がのぞいている。
ティレット氏は以前、地元メディア「North Wales Live」でアニーを披露している。記事によると、彼がアニーを入手したのは「死後の世界を証明する」ためで、実際に様々な超常現象を引き起こしているという。アニーは不気味な喘ぎ声を発したり、言葉を喋ったりするという。カメラで撮影中に、双頭の悪魔の影が浮かび上がったこともあった。また、アニーはどうやら女性に執着があるようで、ティレット氏のパートナー・エマさんに卑猥な言葉をかけ、「おまえは妊娠している」と言ったこともあったという(一応調べたところ、エマさんは妊娠していなかった)。
アニーには「ゾゾ」という悪魔が取り憑いているという。1818年に出版された『地獄の辞典』(コラン・ド・プランシー著)によると、ゾゾは古代メソポタミアの神パズズに由来する悪魔の王だという。ティレット氏はウィジャ・ボード(こっくりさん)を使ってゾゾとコミュニケーションを取ることにも成功しているが、ゾゾは冒涜的な言葉や脅迫をひたすら綴り続けたそうだ。
そして最近、ティレット氏はアニーを超常現象調査の現場に持ち込むようになった。最近調査したのはレクサムにあるパブ「ハイドアウト・バー」で、この店では誰もいないのに人の声や子供たちの走り回る音が聞こえるのだという。
ティレット氏は、カメラやマイクといった機材に加え、アニーを現場に置いて、超常現象が起こるのを待った。この調査では幽霊の叫び声や子供が走り回るような音が録音された他、ウィジャ・ボードのセッションでかつてここに住んでいたという靴屋の男性の幽霊を呼び出すことにも成功した。
そして異変はアニーにも起きた。右目から真水の滴が流れ出したのである。さらに、それまでアニーが泣いたことは一度もなかったのに、この調査以降は時折涙を流すようになったというのだ。アニーは現在ガラスケースに入れられているが、空気口があるので結露ではないとティレット氏は話す。ティレット氏は涙をサンプリングし、悪魔学者のところに送って分析を依頼した。その学者は「閉じ込められて出られない悪魔が泣いているのではないか」と指摘したそうだ。
見るからに不気味な呪いの人形・アニーには、本当に悪魔が取り憑いているのだろうか?
参考:「Daily Star」「North Wales Lives」ほか
※当記事は2020年の記事を再編集して掲載しています。
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提供元・TOCANA
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