判事は、コメントがあったことを双方に通知するにとどめているが、同投稿のコメント欄には、他のユーザーから審理の無効を呼びかける声も挙がっている。

裁判に与える影響は不明だが、コロラド州の法律事務所Mountain States Legal Foundationの弁護士、ウィリアム・トラックマン氏はFOXニュースの取材に「こうしたことが審理無効につながる」と説明。投稿が真実であれば「評決全体に疑問が投げかけられる」と述べた。

一方、FOXニュースのコントリビューターでジョージ・ワシントン大学ロースクールの教授、ジョナサン・ターリー氏は、「Facebookからブログは常にトロールやボット、明らかに狂った投稿者の攻撃にさらされている」とした上で、「投稿が陪審員の本物の証言である可能性は、この時代には比較的低い」と指摘。「投稿に関する最も基本的な調査も行われないうちに裁判所がした対応に驚いた」としつつ、投稿があったというだけで裁判所が「総動員を呼びかける」事態にはならないだろうと、公判への影響は小さいとの見方を示した。

なおトランプ陣営は、この件について調査を開始しているという。