④バッテリーチェック&交換

乗らないと弱ってしまうのがバッテリーだ。長期間乗らず、いざエンジンをかける時にうんともすんとも言わない・・という経験をした方もいるはず。長期間乗らないと分かっている場合はバッテリーを外しておくのも手段の一つ。これで多少の劣化を防ぐことはできる。あとは常時接続する充電器を使うのもありだ。

バッテリーチェックに必要なアイテム

●バッテリーテスター(Pro Select Battery)

バッテリーチェックの手順

撮影車のバッテリーはタンクを開けたところに収納されている。工具無しで開けることができた。
タンクを開けるにあたり、シートを外して少しずらしておくことでタンクを固定できる。
バッテリーの状況を調べるためにテスターを接続。プラス、マイナスを間違えないようにしたい。
チェックの結果、バッテリーの状態は良好だった。バッテリーを外した状態でもチェックできるので、一つあれば便利だ。
バッテリーから外す場合はマイナスから外す。「車体から無くなるからマイナス」、と覚えておこう。

⑤エアクリーナーチェック

メンテナンスの中でも車種によって異なることが多いのがエアクリーナー。今回メンテしたモデル車のようにタンク下にあるものもあれば、車体の横、シート下にあるものもある。説明書などを見て作業するようにしたい。取り外して真っ黒になっていれば交換しよう。

エアクリーナーチェックの手順

エアクリーナーはタンクの下に備わっていた。車種によって場所が異なるのでメンテマニュアルでチェックしよう。
これがエアクリーナーボックス。かなり汚れていたのでまずはボックスをキレイにした。
ボックスのフタを開けるには工具は不要であった。4箇所のスプリングを外せばフタが取れるようになっている。
フタを外して出てきたエアクリーナーがこちら。ほぼ汚れていなかったので、交換せずに再使用。
エアクリーナーは写真(右)のように真っ黒に汚れてしまう。ここまで汚れていればすぐに交換しよう。

⑥ブレーキ周りのチェック

ブレーキは最も重要な部品の一つ。しっかりと機能しておくようにしないと命を落とす場合もある。ブレーキパッド交換は資格は不要だが、キャリパーなどを分解整備するには資格が必要となる。

ブレーキパッドの減りは目視でも確認できる。フルードが減っていればパッドも減っているという目安になる。
モデル車はディスクブレーキを装備している。フロントのブレーキのフルード量は目盛りでチェックできる。