スウェーデンの国旗 写真:Getty Images

 デンマーク3部ニュークビンFCは今月6日、MFヴィクトル・クリスティアンソンがJリーグ移籍を視野に退団したと公式発表。すでに日本に向かっているとみられる中、同選手が浦和レッズの公式SNSアカウントをフォローしたことで話題に。DM(ダイレクトメッセージ)を通じてのやり取りの内容も一時X(旧ツイッター)で投稿され、注目が集まっていた。

 現在26歳のクリスティアンソンは、身長190cm近くある守備的MF。スウェーデン1部の強豪マルメFFでトップチーム昇格を果たせず、スウェーデンのベーナムー、デンマークのBKフレム、ニュークビンと渡り歩いていたが、2023/24シーズン限りでニュークビンを退団。クラブは「クリスティアンソンは日本のクラブとの契約を勝ち取りたいと考えており、我々は本人の意思を尊重する。日曜日には日本行きの飛行機に搭乗する予定だ」と声明を発表していた。

 そのクリスティアンソンは、8日時点で浦和の公式インスタグラムアカウントをフォロー。ネット上では浦和移籍を期待する声が挙がる一方で、「クリスティアンソンの実績を見ると、浦和では厳しい」「単に浦和にヨーロッパの選手が多くいるから、フォローしているだけなのでは」などと否定的な意見も。「デンマーク3部なんて要らない」などと、同選手に対する揶揄や誹謗中傷メッセージも見受けられている。

 そんな中、とあるSNSユーザーとクリスティアンソンによるDMのスクリーンショットが、9日午前にXで投稿されていた。これによると、同選手は浦和移籍の可能性を訊かれたが、「J3クラブへ行くつもり」と答えたとのこと。ただ、当該投稿は9日11時30分時点で削除されたものとみられる。

 日本へ行くことが長年の夢であり、母国スウェーデンで日本語と日本文化の勉強に励んできたクリスティアンソン。同選手の動向から目が離せない。