日本代表MF遠藤航(リバプール)はFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選を戦う中、パリ五輪U23日本代表のオーバーエイジ枠(OA枠)内定が報じられている。そんな中、日本代表OBの城彰二氏がDF板倉滉(ボルシアMG)のOA枠内定、パリ五輪参戦をスクープしている。
城氏は今月8日に自身のYouTubeチャンネル「JOチャンネル」を更新。パリ五輪オーバーエイジ枠の招集について「選手本人とクラブへの確認も必要。今、これがすごく難しい。海外クラブの場合は、代表招集するのも難しい。本当に招集したいならば、日本サッカー協会がクラブに合意させないといけない」と、クラブとの調整に言及している。
また、同氏はオーバーエイジ枠を採用すべきポジションのひとつにセンターバックを挙げると、板倉の招集を熱望。「ビルドアップも含めて、安定感と(相手の攻撃を)弾き返せる能力がある。感覚的にも若い世代と一緒にできるし、ある程度良いリーダーシップを取りながらプレーすることもできる」と、同選手のクオリティーを称えている。
メダル獲得を狙う場合に限り、OA枠の採用を求めた城氏。一方、自身が入手した情報として「板倉選手は本人もパリ五輪に出場する意向を伝えているし、クラブ側との交渉も順調に進んでいるという情報が入っている。板倉選手は(OA枠に)入るんじゃないかなという気がする」と語っている。
現在27歳の板倉は、川崎フロンターレやベガルタ仙台、ベガルタ仙台、シャルケでプレー。2021年にMF三笘薫(ブライトン)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF堂安律(SCフライブルク)、MF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)らとともに、東京五輪の舞台に立っていた。久保のパリ五輪不参加、DF冨安健洋(アーセナル)をはじめ複数選手の招集難航が報じられる中、日本サッカー協会はパリ五輪でのメダル獲得に向けて本腰を入れているようだ。