ハウァエル・エリアス 写真:Getty Images

 ブラジル1部クルゼイロ所属の元U20ブラジル代表FWハウァエウ・エリアスが、Jリーグ移籍間近に迫っている模様。同選手には昨年夏に大分トリニータ移籍の噂が飛び交っていたことで話題に挙がっていた。

 現在25歳のハウァエウは、左利きのストライカー。パルメイラス在籍時にゴイアスやクイアバなど複数クラブへレンタル移籍したほか、2022年8月から翌年6月までUAE1部FCバニーヤースでプレー。バニーヤースからパルメイラスへ復帰した後は構想外となり、昨年7月にクルゼイロへ移籍している。

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 クルゼイロ加入後も、2023シーズンのリーグ戦で6試合のスタメン出場に終わるなど、プレー時間が限られているハウァエウ。それでも今季はここまで公式戦17試合の出場で4ゴールをマーク。ただスタメン出場はわずか5試合と、序列アップには至っていない。

 それでもスーパーサブとして結果を残しているだけに、日本方面からの関心を引き寄せた模様。クルゼイロの移籍市場に詳しいサムエル記者は、今月8日に「パパガイオ(ハウァエルの愛称)がクルゼイロ退団で合意間近に。カイオ・ジョルジの加入により、さらに出場時間を減らすことが予想されていた。移籍先は日本だ」とリポート。

 ブラジルメディア『Antenados no Futebol』はサムエル記者の情報をもとに「クルゼイロ幹部はハウァエウの現状、契約内容について明かさなかったが、彼がクルゼイロに残留しないことは確かだ」と伝えている。また、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ハウァエウとクルゼイロの契約期間は2026年12月までであり、市場価値は今年3月末時点で220万ユーロ(約3億7000万円)だ。

 なお、ハファエウをはじめ複数選手のエージェント業務を手掛ける『JLSスポーツ』のスタッフは昨年7月、エリアス本人や日本サッカー協会(JFA)仲介人(代理人)リストに登録済みの人物と面会したことをインスタグラムを通じて報告したほか、大分の公式インスタグラムアカウントをフォロー。JFA登録仲介人がかつて大分の専属代理人を務めていた人物であるだけに、同クラブ移籍の憶測が駆け巡っていたが、昨年夏の移籍ウィンドウでは実現していない。