農村部の慢性疾患患者にもアクセスしやすい医療の実現

MedEasyはまだシードラウンドを経た段階ではあるが、バングラデシュ国内のオンライン医療サービスの中ではすでに最大手になっているという。

「Next11」や「Frontier 5」とも呼ばれるほど経済成長を続けるバングラデシュ。しかし、交通インフラが整っていない農村部から都市部へ行くのは今でも一苦労…という事態も珍しくない。

バングラデシュに限ったことではないが、無医村の住民が慢性疾患を発症した場合、処方薬を入手するために多大な費用と時間がかかってしまう。この問題の解決に取り組み、医療格差の是正を目指すのがMedEasyなのだ。

将来的には、バングラデシュに3,000万人いる慢性省患者の医療への接続を合理化するというMedEasy Healthcare社。新興国で医療DXを主導する旗手として、今後も大いに注目すべき企業である。

(文・澤田 真一)