エンリケ・トレヴィザン 写真:Getty Images

 FC東京所属のブラジル人DFエンリケ・トレヴィザンは、今月9日にYBCルヴァンカップ・プレーオフラウンド第2戦のサンフレッチェ広島戦を控える中、Jリーグのレベルを評価。広島所属FWドウグラス・ヴィエイラの肘打ち行為によりDF木本恭生が鼻骨骨折、顔面骨骨折という大怪我を負っただけに、さらなる活躍が期待される。

 トレヴィザンは2021シーズンに大分トリニータでプレーした後、2022年1月にポルトガル1部エストリルからFC東京へ完全移籍。加入1年目こそ左肩脱臼によりリーグ戦で6試合の出場に終わったが、翌2023シーズンは木本やDF森重真人らとポジション争いを展開。今季はここまでリーグ戦13試合でスタメン出場と、レギュラーに定着している。

 ブラジルメディア『AV Assessoria』で今月7日に掲載されたインタビュー記事によると、トレヴィザンは「僕たちはここまで良いシーズンを過ごしている。僕自身も日本でプレーできて、とても幸せだね」と満足感をあらわにしている模様。

 Jリーグのレベルについて「組織としてしっかりしているし、戦術面のレベルが高い。リーグ全体の競争も激しいね」と称賛した上で、「僕自身、日本でもっと良い結果を残したいよ」と意気込んだという。

 日本で4年目のシーズンを迎えているトレヴィザン。「今までのクラブでもスタメンで起用されることが多かったし、ひとりの選手や人間として成長してきたよ。神様が許してくれるならば、出来るだけ長くここでプレーし続けたいね。僕も家族も日本が大好きなんだ」と、FC東京残留を望んでいることも明かしているだけに、より一層ファン・サポーターの心を掴みそうだ。